星川サラから放たれる光はファンの未来を明るく照らす 夏色まつり、犬山たまき、不破湊らも駆けつけた初ソロライブを観て

 にじさんじ所属のVTuber・星川サラが、6月10日に初のソロライブ『星川サラ 1st LIVE「星くず Shining Day -きみがみつけた一番星-」』をKT Zepp Yokohamaで開催した。本記事では、ニコニコ生放送でオンライン視聴した内容をレポートする。

 2019年に活動開始した星川サラは、華やかなルックスと甘くてキュートな声、そして高い歌唱力でまさに王道アイドルのような女の子だが、口を開けば少し生意気で底抜けに明るいマシンガントークが飛び出す。そのギャップに魅了された“星くず”(星川サラファンの呼称)”たちは、親しみを込めて彼女のことを“星川”と呼ぶ。そんな星川の魅力とファンとの絆が、ネットからリアルの世界へ大きく広がったのが本公演だった。

©ANYCOLOR, Inc.

 ライブの幕開けは、星川サラのオリジナルソング「恋の押し売り」。ツインテールに制服の衣装で登場した星川は、元気いっぱいに飛び跳ねて両手を大きく振りながら、「みんなー!  今日は来てくれてありがとう!  最高の一日にしようね!」と叫ぶ。会場には黄色の星形のペンライトが満点の星空を作り出し、配信画面には黄色やオレンジで「かわいい」の弾幕が流れていく。完璧な歌唱と細かい振付けに加え、少しすましたような笑顔や照れたような笑顔、無邪気な満面の笑みなどの微妙な表情の変化や、髪の毛の揺れ方なども絶妙に表現され、 “リアルの世界に星川が飛び出してきた“という大きな感動を与えてくれる。

 星川が煽る度に、会場には大きな歓声が響き渡る。本公演は声出しOKとなっていたため、このあと披露された「小悪魔だってかまわない!」でも、お決まりの掛け声〈バッキューン!〉で盛大な盛り上がりを見せていた。

 MCパートでは、普段の配信と同じ距離感で話しかけまくる星川。「自分のファンがこんなにいるなんて信じられない」という星川が、「星川のこと好きな人!」と呼びかけると、男女混合の大きな声が返ってくる。その様子に「待って、やばい!  もう今日終わっていいよ、満足!」と大はしゃぎ。その後も、コール&レスポンスにチャレンジするなど観客とのやりとりを繰り返し、「ライブ始まる前は緊張してたけど、みんなとコミュニケーションとってみるとめっちゃくちゃ楽しいかもしんない!」と大興奮。リアルイベントならではの喜びを大いに噛みしめた。

 「星川恋愛研究所 1stLIVE出張版!」と題したコーナーでは、事前に寄せられた恋愛相談をもとに、会場にいる観客が体験談を話して大盛り上がり。配信でもおなじみのコーナーだったが、今回は挙手して当てられた観客がマイクをもって直接星川と話す形式に。中には喜びと緊張のあまりうまく話せなくなってしまうファンもいたが、星川は「可愛いんだけど!(笑)!」とはしゃぎ、会場からも「がんばれ~!」と応援の声が飛び交うなど、あたたかなムードで進んだ。

 そしてここからは、星川の初ソロライブをお祝いしにきたゲストとのコラボステージへ。最初に登場したのは、にじさんじのバーチャルホスト・不破湊。星川とは“ホシミナイト”の名称で何度もコラボしている間柄で、この日も軽快なトークで爆笑を巻き起こす。ライブパートでは、「にっこり^^調査隊のテーマ」で息ぴったりのセリフの掛け合いやダンスを見せた。

 続いては、星川と共にデビューした同期のフミと山神カルタが登場。“織姫星”と呼ばれるこの3人のステージで星川は初期衣装に着替え、オリジナル曲「わがままらぶちゅ」をキレキレのダンスと共に披露。先日リリースされたばかりの新曲だったが、予習もばっちりの観客たちはしっかりコール&レスポンスを決め、共にライブを盛り上げた。MCタイムでは、星川の晴れ姿に感動した2人が、舞台裏で号泣していたことを明かすと、同期の仲良しっぷりに「てぇてぇ」の弾幕が一斉に流れる。

 星川のガチオタこと夏色まつりと共に披露したのは、「私、アイドル宣言」。サイドテールにへそ出しファッションがお揃いの2人は、まるで本当のアイドルユニットのようだ。曲の最後に「星川!  愛してるぞ~~!」と告白した夏色だが、「星川も、大好きだよ!」というまさかのアンサーに、言葉にならない感情が溢れたのか、その場に崩れ落ちて土下座の姿勢に。「幸せそうw」「限界オタク」などのコメントが流れる中、MCでも何度も星川への愛を伝えていた。

関連記事