&TEAM、目指すは「Billboard Global 200」 世界へ羽ばたく覚悟と確信を示した『First Howling : WE』ショーケースレポート

 「THIRSTY」と「BLOOM」というふたつのコンセプトビジュアルについて説明したHARUAは「向かい風のなか、みんな一生懸命に自転車を漕いでいたんですが、FUMAくんだけ片手で担いでいて!」「しかも1番(進むのが)早いんですよ(笑)。かっこよかったです」と“SP”を自称し、日々トレーニングに励むFUMAの裏話を紹介。ちなみに、自転車は彼らの雰囲気に合わせて制作したオリジナルとのことで、そこにも要注目だ。

YUMA ©HYBE LABELS JAPAN
JO

 報道陣からの質疑応答では、今年の後半に期待される活動について、JOが「日本や韓国のイベントや音楽番組に出演する予定ですが、僕たちをまだ知らない方にも魅力を伝えられるようにしたいです」と語り、続けて「9月の結成1周年に向けて、実は皆さんに喜んでいただけることをいろいろと準備しています。楽しみにしていてください」と嬉しい知らせがあることを明らかにした。

 &TEAMにつく修飾語“HYBE成功DNA”の解釈を問われたTAKIは「言語や地域の垣根を越えて人の心を動かすパフォーマンスを届けるため、さらに成長しようとする意思を持ち続けること」であると回答。先輩アーティストのように世界を繋ぐことができるグループになるべく、努力をしたいと語った。

HARUA
TAKI

 日本でデビューし、K-POPをベースに音楽活動を行うというグループならではの強みについて、韓国出身のEJは「BTS先輩がK-POPをひとつの文化として全世界に広めた姿を見てきて、その存在を尊敬しています」「どんなアイデンティティを持っていても世界中の人に共感してもらえるように、多様なジャンルで活躍するクリエイターと一緒に音楽を作っています」とコメント。また、FUMAも「(&TEAMが)どんなジャンルなのかは、曲を聴いてくださる皆さんに決めていただけたら」としたうえで、「世界中の人々を魅了するK-POPに憧れてアーティストになることを夢見てきたので、ひとつのジャンルにとらわれない、世界中の人に感動を与えられる音楽を届けていきたい」と確固たる意思を示した。

MAKI

 今後目指したいチャートやそれを達成するためのプランについては、「もちろん『Billboard Global 200』を狙いたいです」「結束力とポジティブで前向きなエネルギーで、さらに力をつけて成長していけるよう頑張りたいと思います」(MAKI)と決意を表明した。

 最後には、シンセウェーブのレトロサウンドがフレッシュさを感じさせる今作のタイトル曲「FIREWORK」を披露し、爆発させた熱い空気をそのままにステージをあとにした9人。息を呑むほどの余韻に白昼夢のような感覚を抱きながらも、肌に染み込む熱い空気で今起こったことは現実であると我に返る。それほど、記憶に刻み込まれたパフォーマンスだった。夏の訪れとともに、世界へ羽ばたこうとする&TEAMのさらなる進化を実感した6月。2023年が彼らにとって飛躍の一年となることは間違いないだろう。

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