三宅健、ラジオ最終回まで全うしたアイドルの使命 「終わりはハジマリ」ファンに寄り添い続けた18年
「健ラヂ終わりはハジマリ」悲しいだけじゃない
舞台のメイクも落とさず、本当にギリギリにスタジオまで駆け込んでくれた三宅。そんな彼に生で会えてうれしかったのは、リスナーだけじゃなかったはず。実は生放送に間に合うのかわからないスケジュールだったという。
それでもスタッフが生放送のできるスタジオを確保し、事前に収録した音源を調整しながら、三宅がいつ飛び込んできてもいいようにスタンバイしてくれていたのだと、『ジャニーズweb』内のブログ「にこにこ健」(以下、『にこ健』)で明かしてくれた。記事タイトルが「☆キセキのはじまり☆」というのも、奇跡を更新し続けてきた三宅ならでは。『健ラヂ』のスタッフが、リスナー(ファン)がどうしたら喜んでくれるのかを三宅と一緒に考えてくれたそうで、そのことをこうして『にこ健』に書いて伝えたくなるくらい素敵な人たちだったのだと続けた。そんなスタッフたちならば、三宅の「最後にサプライズ生放送がしたい」という願いを叶えられたのは、きっとこの先何度も振り返りたくなる嬉しい思い出になったに違いない。
三宅は、『健ラヂ』の最終回を受けてTwitterに「何かを手放すってことは新しい何かに出会えるということ。悲しいだけじゃないよ」とつぶやいた。18年も続いた『健ラヂ』の時間を手放す最終回。だが、その放送が最高にドキドキして楽しかったという記憶を新たに手に入れることができた。添えられたハッシュタグは「#健ラヂ終わりはハジマリ」。別れの季節に、なんとも心強い合言葉ではないか。最後の最後まで愛に溢れた時間を届けてくれた『健ラヂ』が終わり、5月2日にはジャニーズ事務所から新しい環境へと踏み出す三宅。その先を見据える眼差しは、希望に満ちているのが伝わってくる。ラジオの最終回でも奇跡を届けてくれたアイドル・三宅健が、次に見せてくれる「キセキのはじまり」を心から楽しみにしている。