サバシスター、yutori、Aile The Shota、さらさ……春フェス必見のニューカマー
Aile The Shota
SKY-HIが主催するボーイズグループオーディション『THE FIRST』への参加を機に、改めてアーティストの道を切り開いたAile The Shotaも、音楽シーンの現在地を語る上で欠かせない存在。
シティポップを彷彿とさせるサウンドをベースに軽やかに歌う楽曲群を聴けば、“音”を“楽しませる”という、文字通り音楽を体現する喜びに満ち満ちていることがはっきりと分かるはず。いつもの道をスキップして帰りたくなる「Yumeiro (Prod. Shin Sakiura)」も、ひとりの夜に寄り添ってくれそうな「常懐 feat. 春野 (prod. maeshima soshi)」も、日常のどんな風景にもマッチする共感性の高い歌声は、聴くものの耳を楽しませてくれるだ。
さらさ
最後に紹介するのは『GREENROOM FESTIVAL』にバンドセットで出演するさらさ。先日発表された『第15回CDショップ大賞2023』では新人ながら関東ブロック賞を受賞した、若きシンガーソングライターだ。
さらさの楽曲の大半はリズミカルなテンポを保つサウンドを主体とし、そこに自身の歌声を乗せるスタイルで構成されている。中でもその歌声はリスナーの心を引き込むことに一役買っていて、1stアルバム『Inner Ocean』では、聴いているうちに意識の外へ飛んでいくようなふわりと溶ける歌声が全体を包んでいる。それはまるで、音を通した極上体験。ブレイクへの階段を登る足がけとなるのは確実と言えよう。
多くの人にとっては1年に一度きりの、春フェスという空間。フェスの演者はいずれも素晴らしいライブを見せてくれるはずなのはもちろんとして、未だ見ぬ衝撃を生むのは、いつの時代も新進気鋭のアーティストから。今回取り上げた4組を含め、いち早く出会うことで認知を誇れるアーティストは数多い。どうか今春も、より多くの音楽が、音楽を愛する人々の元に届きますように。
Aile The Shota、RAN、REIKO、RUI……BE:FIRSTとは違う道を歩み始めた4人 それぞれのポテンシャルを考察
BE:FIRSTメンバー決定から2カ月弱。プレデビュー曲「Shining One」も注目を集め、9月に行われた『SUPERSON…
BMSG ALLSTARS、新章告げる1曲がバイラルチャート好調 15人の見せ場を的確に配するSKY-HIのディレクション力
参照: Spotifyの「Daily Viral Songs(Japan)」は、最もストリーミング再生された曲をランク付けし…