DISH//、バンドとしての成長と野心に満ちた『TRIANGLE』が首位獲得 メンバー作詞作曲の楽曲が光るアルバムに
もちろん、本作で唯一の提供曲である「No.1」(作詞はいしわたり淳治、作曲は遠藤直弥。編曲はakkin)も抜群のポップさでアルバムのオープニングにふさわしい風通しの良さを感じるし、マカロニえんぴつのはっとりが提供(作曲は北村匠海と、編曲は宗本康兵と共同)した「沈丁花」のようなバラードもアルバムの目玉のひとつだろう。けれども、やはりメンバー自身が深く関わった楽曲のストレートな魅力が光っているように思う。
北村は本作について「全ての収録曲の作詞・作曲・編曲を僕らでできるようになったら、やっと4つの点がある四角形になれるのかなって。ここは僕らにとって途中経過点だという意味を込めて、『TRIANGLE』というタイトルにしました」と語っている(※1)が、「途中」であることは「中途半端」だということではなく、むしろ「途中」ならではの勢いやエネルギッシュさもあると感じられるようなアルバムだ。
※1:https://realsound.jp/2022/12/post-1221773_2.html
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