THE SUPER FRUIT、「チグハグ」ブレイク後の変化を明かす 2023年に向けた力強い意気込みも

スパフル「チグハグ」ブレイク後の変化

 2022年も残すところあとわずか。音楽シーンで生まれた様々なトピックのなかでも「チグハグ」のヒットが印象に残っているという人は少なくないだろう。つばさ男子プロダクション設立と共に誕生した7人組ボーイズグループ・THE SUPER FRUIT(スパフル)のCDデビュー曲「チグハグ」である。同曲はTikTokをきっかけに大きなバズを生み、動画で使われているワード「それでは聴いてください、チグハグ」にて「TikTok流行語大賞2022」大賞を受賞するなど、名実ともに今年を代表する楽曲/アーティストの仲間入りを果たした。

 今回リアルサウンドでは、『TikTok Awards Japan 2022』表彰式直後のメンバーにインタビュー。2022年の振り返りと今後の展望を語ってもらった。(編集部)

スパフルメンバーが変化を実感した瞬間は?

THE SUPER FRUIT(写真=三橋優美子)

――「TikTok流行語大賞2022」大賞受賞おめでとうございます。ステージはいかがでしたか。

星野晴海(以下、星野):光栄です! 投票してくださったフルファミの皆さんや家族に感謝です。「チグハグ」が浸透して、僕たちを知ってもらうきっかけにできたというのは大きいなと。次の1年はスパフルという名前をもっと多くの方に知ってもらえたら嬉しいです。

阿部隼大(以下、阿部):表彰式はリリースイベントやライブとは違う緊張感がありました。ステージに上がってから少しずつ受賞の実感も湧いてきて、(小田)惟真が盾を受け取っている時に「本当に大賞なんだな」と。パフォーマンスもできて嬉しかったです。

堀内結流(以下、堀内):雰囲気に圧倒されました。「こんな場に僕たちが立っているのか!」とドキドキしましたね。めちゃくちゃ嬉しかった。

松本勇輝(以下、松本):呼ばれてステージに立ったら目の前に報道陣の方々もいて、そこで僕らが踊っていたということが全部終わってから理解できた感じです。

鈴木志音(以下、鈴木):ステージを降りてから現実を把握しました(笑)。ステップアップしたスパフルにも注目してほしいですね。

THE SUPER FRUIT(写真=三橋優美子)
星野晴海、小田惟真、田倉暉久

――皆さんにとって2022年はどんな年でしたか?

田倉暉久(以下、田倉):「チグハグ」をリリースしてから忙しくなり、振り返る暇もありませんでしたが、賞として形になったことで人生にとって大事な1年だったなと思いました。「チグハグ」だけでは終わらせないぞという気持ちです。

小田惟真(以下、小田):「チグハグ」がバズったのは、僕たちのファンである「フルファミ」の皆さんや関係者の方々のおかげだと思ってます。こういった賞は宝物ですし、感謝しきれないので、活動を通じて少しずつでも恩返しができるように取り組んでいきたいですね。

――それにしても昨年の10月1日に結成、今年の春のミニアルバム『THE SUPER FRUIT』を経て、初の全国流通シングル曲「チグハグ」がここまでバズると思っていましたか?

全員:まったく想像もしていませんでした。

阿部:望んではいましたが、ここまでとは考えもしませんでした。

――実際に変化を感じていることは?

鈴木:学校の友達がテレビで見たことを教えてくれて、それが変化を実感した瞬間です。

星野:高校の同級生が知らぬ間にライブに来ていて、後で連絡をくれたことがありましたね。曲がバズる前はメンバーとして活動していることも知られていなかったんです。でも「チグハグ」以降は友達も応援してくれるようになり嬉しかったですね。

小田:TikTokや他のSNSのフォロワーさんが倍になったり、駅にいると「『チグハグ』の人だ!」と声を掛けられたりするようになりました。曲が浸透していることを実感します。

田倉:幼稚園時代の友達がテレビで僕の活動を知ってくれたと母親から聞きました。そういう懐かしい人たちからの反応を聞くのは、忘れていた青春というか(笑)、人生に関わってくれた人との関係を思い出す機会になっています。

松本:最近、祖父が看護師さんから「最近はこういう歌が流行っているんです」と聞いたのが「チグハグ」だったそうで。「孫だよ」と話したみたいですが、まさかそこまでとは。

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