KARAの復活からLE SSERAFIM、Kep1er、JO1、Stray Kidsまで それぞれのパフォーマンスで魅せた『2022 MAMA』初日をレポ

 TOMORROW X TOGETHERは、『ロミオとジュリエット』のロミオに扮してパフォーマンス。初恋が実らず、怒りと喪失感に駆られる様子を「Opening Sequence」「Lonely Boy(The Tatoo on My Ring Finger)」「Good Boy Gone Bad」を通して表現した。「Opening Sequence」後の生きる場所を分断されるような演出、「Lonely Boy (The Tattoo on My Ring Finger)」でヨンジュン(YEONJUN)が左手の薬指の指輪を外す様子など、テーマと歌詞に合ったステージで観客の心を惹きつける。

 まもなくフィナーレを迎えようというところ、VCRで「もう一度、ときめく準備、できましたか?」のナレーション後、満を持してKARAが登場。「Mr.」のイントロでポージングする彼女たちを見て、会場中で思わず歓声がこぼれた。「LUPIN + STEP + Mr.」のメドレーから、新曲「WHEN I MOVE」を披露。「KARA IS BACK」と題し、デビュー15周年で7年ぶりの完全体カムバックとなった彼女たちだが、そのパフォーマンスは衰えを知らず、余裕と貫禄を見せてくれた。

 この日のトリを飾ったのはStray Kids。「ステージ職人」と呼ばれる彼らの舞台は、いつも豊富なアレンジの幅を見せている。今回注目すべきはアルバムの世界観を反映した演出と圧倒的な舞台掌握力だ。ミニアルバム『ODDINARY』のトレーラーとのつながりを感じさせるVCR、奇怪な実験室に見立てたセット。そこにフルスロットルのパフォーマンスが加わり会場のボルテージは最高潮に達する。最後のフック前にメインステージからセンターステージへ全力疾走する姿は強烈な印象を残したはずだ。来年2月の来日公演ではどのようなステージを見せてくれるのだろうか。

 授賞式は約4時間の長丁場にわたった。ベテランと新人、それぞれの最高のパフォーマンスを目の当たりにし、今後のK-POPが世界中でどのようにムーブメントを起こすのか楽しみになる時間だった。

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