桃鈴ねねが振り返る、一歩ずつファンと共に歩んできた“理想のアイドル道” 「“ねっ子”のみんなが私の良さを言葉にしてくれる」

(星街すいせいや常闇トワは)「自分を表現するのが上手」

――既発表の曲も含め今回のEP収録曲は、全てヒゲドライバーさんが作詞曲・編曲を担当されています。ヒゲドライバーさんとの制作はいかがでしたか?

桃鈴:ヒゲドライバーさんの音楽はもちろん好きなんですけど、レコーディングしてるときの雰囲気も私はすごく好きなんです。緊張しないように温かい雰囲気の現場を作ってくださったり、納得いく歌が録れるまで何回でもやらせてくれて。私の一番良い所が出るまで突き詰めていただいたおかげで、全部お気に入りの曲ができました。

 レコーディングしている部屋のドアに小窓がついていて、聴いているスタッフさんたちの様子が見えるんですけど、ヒゲドラさんはずっとニコニコしてくれるんです! それを見ると安心するし、歌いながら頷いてくれていたりすると、「大丈夫なんだな」って。逆にピタッて動きがとまって何かメモしてるの見ると、「あ、何か駄目だったのかな」とか(笑)。

――今回のEPが、聴く人にとってどんな一枚になったら嬉しいですか?

桃鈴:「ねねねのね!」には、私のこの2年間でゆっくりつくってきたものをギュッと詰め込んでいます。データじゃなく、手に取れるCDとして初めて形になるので、たくさん聴いてほしいのはもちろん、飾って置いておいても目につくような一枚になっていたらいいなって。仕事に行く前とかに聴いてもらって、「今日1日頑張るぞ」と思ってもらえたら嬉しいです。

――普段はゲーム配信や雑談配信などもされていますが、そうした配信活動の一方で今回のようにオリジナル曲をつくったり、ライブで歌ったりといった音楽活動は、ご自身の中でどんな時間になっていますか?

桃鈴:配信は観ている方々とのコミュニケーションの一環なのかなと思っています。もちろん自分が楽しいことしかやっていないので私の「楽しい」を伝える場ではあるんですけど、私の配信はコメントと対話しながらやっている感じなんです。

 それに対して歌やライブは、私の思うことを一方的に伝える機会というか。私が考えた自分の世界をみんなに見てもらえる機会だと思っています。私、歌うことが本当に好きなんです。技術はさておき、「ああなんか、好きだな楽しいな」って思えることなんですよね。配信とはまた違う自分の「楽しい」がある場所だから、それを見てもらって「ねねちの歌好きだよ」って言ってもらえるのは嬉しいし、この時間も大事にしていきたいなと思っています。

 もちろん音楽活動の方に注目してもらって、歌をたくさん聴いてもらえたら嬉しいなとは思うんですけど、それだけだと私はちょっと寂しくなっちゃうので(笑)。配信していないときは音楽を聴いて元気を出してもらって、配信があるときは一緒に会話しながら楽しめていけたらいいなって思います!

――これからシンガーやアイドルとして、もっと伸ばしていきたいことはありますか?

桃鈴:私の歌は「まっすぐ歌えることが魅力」と言ってもらえるんですけど、それは「クセがない普通の歌」とも表裏一体だと思っていて。「これはねねちにしか表現できない」みたいなものはまだないので、もっと表現力を伸ばしたいし、いろんな曲調が歌えるようになりたいですね。もっとかっこいい曲とかも。

――たとえばEDMとか、ロックとか?

桃鈴:ロックは歌ってみたいですね。どうしても、「これが合うかな」と思ってかわいい曲を探しちゃいがちなんですけど、作業のおともに楽しく聴いてもらうだけじゃなくて、聴くことだけに集中してもらえるような。惹きつけられる歌が歌えるようになりたいです。

――安定した歌唱力がある桃鈴さんだからこそ、これまでにない方向にチャレンジしたとき、どんな表現が生まれるのか楽しみです。シンガーとして尊敬している方はいますか?

桃鈴:「自分を表現するのが上手だな」と思うのは、(星街)すいせい先輩や(常闇)トワ先輩ですね。自分のやりたい方向性をズバッと形にできる方々だと思っていて。私は「あれもやりたいこれもやりたい」ってよくふわふわしちゃうんですけど、2人は自分の強みをちゃんとわかっていて、向くべき方向を向いて一直線に進んでいる感じがするんです。歌にもそれがすごく表れてるんですよね。

――一方で「NEGI☆U」や「ねぽらぼ」など、人と一緒に歌う機会もあると思います。ソロと違う楽しさはどんな所にありますか?

桃鈴:やっぱり大勢で歌っていると厚みがあるし、チーム感もあって、一体感がすごいですよね。ユニットでホロライブの曲を歌っていると、なんか「本当にホロライブにいるんだな」って改めて実感します。ずっと1人で配信していると、自分が本当にすごい所にいるということを忘れそうになるときもあるんですけど、他の先輩や同期の声が入ってくると、「あっ本当にここにいるんだな」と実感できるんです。

――最後に、これからチャレンジしてみたいことを教えてください。

桃鈴:ホロライブの全体ライブはすごく大きな会場でやらせてもらえていて、私としてはいきなり広い世界を見ている感じがするんですよね。だから個人の音楽活動は、小さいところからコツコツ積み上げていきたいです。たとえば最初は100人しかいない所から、自分の活動が認められていく中で大きくしていきたくて。日清食品さん(「日清食品 POWER STATION [REBOOT]」)でソロライブをやらせてもらったことはあるんですけど、オンラインだったので、次はお客さんを入れて小さいキャパから自分の限界の大きさまで広げていくということがしたいなと思っています。

――そういう成長過程を追えることこそ、アイドルを応援する醍醐味でもありますもんね。

桃鈴:そう思いますし、私自身も成長を見守っていただける存在でありたいです!

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EP『ねねねのね!』

■リリース情報
4thシングル「Ring A Linger」
配信中
https://cover.lnk.to/Ring-A-Linger

EP『ねねねのね!』
受注販売受付中
https://shop.hololivepro.com/products/momosuzunene_an2nd

<収録曲>
・ねねねねねねねね大爆走
・モモノネ
・Lunch with me
・みちしるべ
・Ring A Linger

■関連リンク
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