祝15周年!風男塾が語る、歴代メンバーから引き継ぐもの ベスト盤を通じて現体制も本格スタートへ

現メンバーVer.の「七常の風器」とご当地の魅力歌った「my home town」

――続いて、独自の風器(武器)を使ったパフォーマンスが見どころの「七常の風器」について。それぞれ、自分の担当パートの解説をお願いできますか?

柚希関汰:あの、俺のパートはですね……あはははは!

英城凛空:なんで急に笑ったの!?

柚希関汰:いや、俺の歌うパートに〈親を大切に思う「孝」の心を持たない奴には この風器は撃てやしない〉っていう歌詞があるんですけど、俺はまだ反抗期なので、母に「一生、(黄銃キャリオンを)撃てないね。いつ撃てるようになるの?」って言われまして……(笑)。それをスタッフさんに話したら、「そっか、この歌詞のオーディションをしなきゃいけなかったんだね~」って言われました。

――メンバーカラーに合わせて振り分けたものの、じつはオーディションが必要な曲だったと(笑)。

葉崎アラン:去年の夏、風王のみんなの前で「反抗期を終わらせます」って言ったのにね?

柚希関汰:はい、すみません。実際の風器も見せてもらって、早くこれを持ってライブで「七常の風器」を披露したいと思ったので、早めに反抗期を終わらせるように努力します(笑)。

――また、もともと光黄さんが〈謎とまことはいつも隣り合わせ〉と歌っていたところを、関汰さんは〈愛と危険〉と言い換えていたりと、今の7人に合わせて歌詞がアップデートされているのも再録バージョンの聴きどころですね。

天堂太陽:そうですね。俺のパートは、もともと(流原)蓮次くんが担当されていたので、〈「お前ら、逃げたらあかんで」〉と関西弁の台詞が入っていたんですが、俺は関西出身じゃないので、標準語に直して〈お前ら、逃げたらダメだぜ〉と言っています。太陽なのに〈嵐を呼ぶ〉という歌詞を歌っているのも、面白いなって思いました(笑)。

――太陽さんは〈危険を恐れない「勇」の心〉を持っていますか?

天堂太陽:どうなんですかね……?

胡桃沢鼓太郎:虫には強いよね?

天堂太陽:たしかに、いわゆる“G”も大丈夫ですね。素手で捕まえようとして、スタッフさんに怒られるくらい(笑)。

太陽以外の6人:うわぁ……(引いている顔)。

天堂太陽:ジェットコースターやオバケ屋敷、激辛料理も得意です。

柚希関汰:じゃあ、兎雷電燈(風器)担げるね! 大丈夫だね!

一同:(笑)。

――とてつもなく適任でした。良宗さんはいかがですか?

赤星良宗:この曲は歌い出し担当ということで、レコーディングは緊張しながら歌いましたね。俺も前任の赤担当だった(紅竜)真咲くんが〈街で一番の熱血男児さ〉と歌っていたのを〈情熱男児さ〉に変えたり、〈太陽のように真っ赤に燃えている〉を〈炎のように〉に変えたりしていて。〈「お前ら、愛してるぜ」〉という台詞も、キザに言うパターンや叫ぶパターンなど、いろんな「愛してるぜ」を録りました。最終的に音源ではキザに言うパターンが採用されたんですけど、真咲くんがライブで叫んでいるのを観てカッコいいなと思ったので、俺もいつか風王のみんなに「愛してるぜ~!」と叫びたいと思っています。

赤星良宗

葉崎アラン:俺のパートは、初代緑の(緑川)狂平くんが〈自然を愛せよ共鳴〉、前任の(草歌部)宙くんが〈自然を愛せよ永遠〉というふうに名前と韻を踏んだ歌詞になっていたので、俺も〈アラン〉と〈共感〉で韻を踏んでいます。台詞の〈「なあ一緒にいかないか」〉は、「台詞言ってみて」と言われて軽く録ったら、1発目で「これでいいよ」と言われたのでちょっと不安だったんですけど、完成した音源を聴いたら良い感じになっていたので安心しました。俺が持つ緑狂輪は円形の風器で、回すのが大変だと聞いているので、カッコよく回せるように頑張ります。

――凛空さんのパートは変わった部分はありますか?

英城凛空:じつは俺のパートは、名前以外、浦正くんが歌っていた当時のままなんですよ。ヘンに作らなくても、浦正くんと性格やキャラクターがそっくりみたいで。スタッフさんにも〈気合と腕力、根性の強さ〉っていう歌詞が凛空そのものだねって言われました(笑)。レコーディングの時は、このパートを自分らしく表現するにはどうしたらいいんだろう? って悩んだりもしたんですけど、よく考えたら、闘青魂棒(風器)にすごくふさわしい人間ということなのかなと、プラスに受け止めていますね。渾身の〈「誰でもかかって来い」〉にも注目してください。

胡桃沢鼓太郎:僕も名前しか変わっていないんですけど、〈争いが嫌いさ〉とか〈善と悪がわかる「智」の心〉とか、自分がモットーとしていることが歌詞になっていたので、言葉がすんなり身体に入ってきて自然と歌えましたね。でも〈「みんなここにおいで」〉という台詞は、表現がすごく難しくて。口調が勇ましすぎても優しすぎてもいけなかったので、ベストなバランスを探りながら何度も録りました。尺をあえてたっぷりとって、ゆったり言っているところもこだわりです。

凰紫丈源:俺も名前以外は当時のまま歌わせていただきました。(紫集院)曜介くんと(藤守)怜生くんの歌声を聴いて、こういう感じかな? というのを掴んでからレコーディングに臨んだんですが、スタッフさんからは「丈源らしく歌えていると思うよ」と言っていただけて嬉しかったですね。ただ、台詞の〈「お前ら信じてるぜ」〉だけ納得いかなくて……。

葉崎アラン:不満なの(笑)?

凰紫丈源:だって俺、何パターンも録ったんですよ!? しかも、「信じてるぜ~!」って強く言っているテイクが良いと思ったのに、「キザっぽく言ってみて」って言われて、試しに録ってみたやつが採用されてて!

一同:(笑)。

――(笑)。でもカッコ良かったと思います。

凰紫丈源:あははは。さっき良宗も言っていたように、ライブによって変えるのも面白そうなので、ライブでは「信じてるぜ~!」って叫びたいですね。自分の風器である乾坤紫刀は長い刀なんですけど、俺は棒術をやっていたことがあるので、その経験を活かしつつ、カッコいいパフォーマンスをお届けできたらいいなと思っています。

凰紫丈源

――そして、ご当地の魅力を詰め込んだ「my home town」は、47都道府県+1ソウルバージョンから成る6曲が収録されています。“1ソウル”担当のアランさん、仕上がった6曲を見てどんなことを感じますか?

葉崎アラン:はい、“ソウル”担当のアランです(笑)。「my home town」は去年の夏ツアーでもすでに披露しているので、レコーディングでもいつも通りの感覚で歌わせていただいたんですが、もともとは1曲だったところを全国作っていただけてありがたいですね。この曲で、日本各地や韓国の方に風男塾を身近に感じてもらえたらいいなと思います。

――歌い出しの〈everyday“sing for”〉も、アランさんが入ったことでネイティブ感が増しましたよね。

柚希関汰:発音良すぎますよね!?

英城凛空:夏ツアーでやった時、英語パートは全部アランにお任せだったもんね。

葉崎アラン:「my home town」のガヤ担当だからね(笑)。英語パートは俺の見せ場だと思って、レコーディングでも気合いを入れて歌わせていただきました。

――九州編には丈源さんの出身地・沖縄のパートもありますが、ここでは後ろにも沖縄民謡的な歌声が入っていて、現地の雰囲気がより鮮明に伝わりました。

凰紫丈源:歌詞にもあるように、あの歌声はカチャーシー(沖縄民謡に合わせて行う踊り)の掛け声なんですが、じつは僕のアイデアで入れることになったんです。もともと〈どんな時もみんなで カチャーシーを踊って笑ゆんさ〉のところは、“ゴーヤー”とか違う歌詞が入っていたんですけど、スタッフさんに「もうちょっと沖縄っぽさを出したいんだけど、どう思う?」と相談されて。「みんなで踊る感じが沖縄っぽいと思います」と提案してみたところ、今のような仕上がりになりました。

柚希関汰:丈源の地元愛が出てるよね。逆に俺は、地元が神奈川なんですけど、歌詞に出てくる赤レンガ倉庫のことをあまり知らなくて。去年の夏ツアーで歌詞の説明することになった時に、赤レンガについてめちゃめちゃ調べました(笑)。〈そうじゃん〉っていう言い回しも、神奈川の方言だって知らなかったですね。「そうじゃん」って、みんな言うよね?

天堂太陽:使いますけど、関汰くんが一番言ってる気がします。

柚希関汰:えー!? やっぱり、〈そうじゃん〉は神奈川の方言だったみたいです。

一同:(笑)。

英城凛空:方言といえば、地元以外の土地の方言はイントネーションが合ってるのか、ちょっと不安にならない?

凰紫丈源:不安になったので、YouTubeの方言講座みたいな動画を観て勉強しました。

胡桃沢鼓太郎:僕も観た!

――真面目!

凰紫丈源:でも、イントネーションはわかっても、それをメロディに乗せて再現するのは難しかったですね。

胡桃沢鼓太郎:あと僕、北海道・東北編で山形のパートを歌っているんですけど、〈なすて?〉っていうフレーズのイントネーションがわからなくて。宮城出身の良宗ならわかるかな? と思って、レコーディング中に「教えて~」って電話しました。

――良宗さんは、東北弁だったらなんでもお任せあれ?

赤星良宗:いや、俺も山形の人間ではないので「わからん!」って答えて(笑)、こんなニュアンスじゃないかな? っていう感じでアドバイスしました。なので、もし方言が間違っていた場合は、俺たちがみなさんの地元に行った時にレクチャーしていただければ。それも今後のライブの楽しみにしたいと思います。

――では最後に、風王のみなさんへ改めてメッセージをお願いします。

柚希関汰:今年に入り、ベストアルバムのリリースや先輩方の15周年PR大使就任といった情報が続々と解禁されて、風王のみなさんが楽しんでくださっているのを感じますし、スタッフさんたちの凄まじい熱量も間近に感じているんですけど(笑)。俺たちもその期待に応えられるように気合いを入れて15周年を盛り上げていくので、一緒にお祝いしてもらえたら嬉しいですね。そして、風男塾としては15周年という節目ですが、俺たち7人にとってはここからが本格的なスタートという気がしているので、俺たち1人ひとりのことももっと知ってもらえる年にしたいと思います。引き続き精力的に活動していきますので、応援よろしくお願いします!

■リリース情報
2022年9月21日(水)発売
『風男塾 15th Anniversary Best』
◆初回限定盤 ¥6,100(税込)/¥5,545(税抜)
<CD>(初回・通常共通 )
シングル 31 曲 + ファンに新録して欲しい楽曲のリクエストを募り人気曲の3曲「七色の鳥(なないろのとり)」 「七常の風器(ちじょうのぶき)」「My Home Town」を現メンバー7人で再録。
※「七色の鳥(なないろのとり)」は現メンバーと15周年PR大使5人の当時の歌唱のREMIX Ver で収録決定

Disc 1 ~ 2
シングル 31 曲 +「七色の鳥(なないろのとり)」+七常の武器(ちじょうのぶき)」
Disc 3
my home town 47 都道府県 +1 ソウルバージョン
1. my home town 北海道・東北編
2.my home town 関東編
3.my home town 中部編
4.my home town 近畿編
5.my home town 中国・四国編
6.my home town 九州・ソウル編
7. 七常の風器(2022)
8. 七色の鳥(2022)

<DVD>
Disc 1~2 シングル曲 30 曲入り
<その他>三方背ケース、フォトブック

通常盤 ¥3,300(税込)/¥3,000(税抜)
<CD>(初回・通常共通)
Disc 1~2
シングル 31 曲 +「七色の鳥(なないろのとり)」+「七常の風器(ちじょうのぶき)」
Disc 3 My Home Town 47 都道府県 +1 ソウルバージョン

テイチクオンライン限定盤 初回限定盤 + ジャケット T シャツ付き(30 パターンのうち 1 種 )
¥9,000(税込)/¥8,182(税抜)

サイン入りチェキプレゼント

風男塾サイン入りチェキを2名様にプレゼント。応募要項は以下の通り。

応募方法

リアルサウンド公式Twitterか公式Instagramをフォロー&本記事のツイート、または応募ツイートをRTしていただいた方の中から抽選でプレゼントいたします。当選者の方には、リアルサウンドTwitterアカウント、もしくはInstagramアカウントよりDMをお送りさせていただきます。
※当選後、住所の送付が可能な方のみご応募ください。個人情報につきましては、プレゼントの発送以外には使用いたしません。
※当選の発表は、賞品の発送をもってかえさせていただきます。
※チェキはランダムでの発送となります。指定はできません。
※当該プレゼントは、応募者が第三者へ譲渡しないことが応募・当選の条件となります(転売、オークション・フリマアプリ出品含む)。譲渡が明らかになった場合、当選は取り消され賞品をお返しいただく場合がございます。

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<締切:10月12日(水)>

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