『SMTOWN LIVE』 3年ぶりの日本開催に歓喜の声 アーティストと所属事務所の深い絆を感じた一夜

SMTOWN LIVE東京公演レポ

 他にもNCTのSHOTAROとSUNGCHAN、そしてSM ROOKIES(SMエンターテイメントの練習生が所属するプレデビューチーム)所属の3人によるキレのいいダンスをはじめ、SM Rap UnitとしてTAEYONG(NCT 127)やJENO(NCT DREAM)、HENDERY(WayV)、YANGYANG(WayV)、GISELLE(aespa)が、アルバム『2021 Winter SMTOWN : SMCU EXPRESS』の収録曲「ZOO」で独特の世界を見せるなど興味深いコラボが続いたが、極めつけはGOT the beatの登場だ。BoAを筆頭に少女時代のTAEYEONとHYOYEON、Red VelvetのSEULGIとWENDY、aespaのKARINAとWINTERからなるこのユニットは今年1月に登場し、エッジの利いたダンスポップ「Step Back」をヒットさせている。日本で披露するのは初めてとなる同曲でのパフォーマンスは、ミュージックビデオと同様に優雅だったが、一挙手一投足を目の前で見る興奮はやはりライブでしか味わえない。

 その他にSHINeeのONEW、MINHO、KEYがソロ曲を歌い上げたのも印象深い。しっとりとした雰囲気の「Way」でも軽快な「DICE」でもまろやかな歌声が心地よく響くONEW、都会的な香りのする「Heartbreak」でクールに決めたMINHO、エレポップ「BAD LOVE」や新曲「Gasoline」での伸びやかなボーカルが印象的なKEYといった風に、三者三様のスタイルがこのグループの表現の幅広さを物語っている。

 個性の違いで引き付けるという点では、EXOのメンバーたちも目立っていたと思う。CHENの「Beautiful goodbye」は包み込むように温かく、SUHOの「Hurdle」はスタイリッシュな動きで攻め、KAIの「Peaches」は落ち着いたビートにもかかわらずダンスは力強く、XIUMINは「Shake」でドラマチックな出会いを情熱的に歌うなど、こちらも相当なインパクトがあった。

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