Kis-My-Ft2 藤ヶ谷太輔&横尾渉、大人になった二人のほのぼのした関係性 支え合いながら深めてきた絆
藤ヶ谷と横尾は、“わたたい”コンビとして度々仲睦まじいやりとりを見せてきた。8月10日オンエアの『キスマイRadio』(文化放送)では、9カ月ぶりに2人で登場すると、藤ヶ谷が横尾の出演したテレビ番組『ぶらり途中下車の旅』(日本テレビ系)を観たと声をかける。それも土曜の朝に何気なくテレビをつけて、コーヒーを淹れたりベランダの植物に水やりをしていたところ、ふと聞こえてきた声に「この声、落ち着くなー」と思い画面を確認すると、それが横尾の声だったというのだ。
「あー、やっぱ俺、わた(横尾)の声好きなんだなと思って」という藤ヶ谷に、横尾も「ありがとうございます。愛されちゃってます、僕!」とまんざらでもないリアクション。加えて「それを言うと『A-Studio+』もそうですよ。(テレビを)付けてたら、“あ、たいちゃん(藤ヶ谷)”って」と横尾も藤ヶ谷の声がテレビから聞こえてくると落ち着くのだと返し、2人で照れくさそうに笑い合う。
そんな微笑ましい“わたたい”コンビだが、Kis-My-Ft2が結成された当初から仲が良かったわけではなかったそう。下積み時代を振り返ったインタビュー本『裸の時代』(集英社)では「渉なんか、いちばんキライでしたね(笑)」と話している藤ヶ谷の言葉を見ることができる。ツアーで宿泊するホテルでよく同室になったという2人は、いつもケンカをしていたそう。真っ直ぐすぎて媚を売ることができない横尾にイライラしながらも、「不器用だけど似てるな」と好きになっていったと語っていた。
対して、横尾はデビュー前にこのままKis-My-Ft2にいていいのかと悩み、「デビューの日いねーかも」と藤ヶ谷に本音を吐き出したという。そのとき藤ヶ谷が「今誰ひとり欠けていいわけねーだろ! やめるんだったら10年後にしろ」と怒ってくれたことで、Kis-My-Ft2として自分が必要とされていると感じられたそうだ。
そしてKis-My-Ft2は2022年8月10日にデビュー11周年を迎えた。先述の『キスマイRadio』内で藤ヶ谷は「(メンバー間の)距離感っていうのを大事に意識するようになったかな」「オフのところでちゃんと喋れるようになっていたいなって」と、これからのKis-My-Ft2に思いを馳せる。横尾も「それがMCのフリートークやバラエティにも関わってくるから」と同意。「くだらないことで楽屋で盛り上がるとかさ、キスマイらしいよね」(藤ヶ谷)、「それが楽しいんですけどね」(横尾)とほのぼのと語る2人。真正面からぶつかってばかりの間柄から、テレビ越しに声を聞くだけでも落ち着く存在になった“わたたい”コンビ。次の10年後は、一体どんな言葉でお互いについて語るのだろうか。