Hey! Say! JUMP、INI、FANTASTICS、Girls²……8月24日リリースの新譜4作をレビュー
FANTASTICS from EXILE TRIBE『Summer Bike』
“FANASTICSがファンの皆さんと一緒に大きな夢へ向かって旅する”を掲げた『FAN FAN PROJECT』が始動。その第1弾楽曲「Summer Bike」は亀田誠治のプロデュースによるダンストラック。80‘sテイストの煌びやかなシンセ、ハウスミュージックとエレクトロを融合させたトラックにJ-POP的な切なさ、親しみやすさを感じさせるメロディを乗せるバランス感覚は、流石の一言。思うように突き抜けられない現状や抱え込んだ孤独を滲ませながらも、すべてを振り切って前に進もうとする姿を描いたリリックは、FANTASTICSらしい“ポップな前向きさ”に溢れている。シングルのアートワークは、佐藤可士和が担当。ビビッドな色使いとキャッチーなデザインは、このグループの新たなイメージを鮮烈に印象づけている。(森)
Girls²『Shangri-la』
2019年、LDHの新たなガールズグループとしてデビューしたGirls²。2022年の年明けに発表した1stフルアルバムのリード曲「80's Lover」や、4月リリースのEPリード曲「Juga Juga JUNGLE」では、アダルトでクールな一面を大胆に見せつけてくれたが、今作に収録されている3曲は、どれもを突出したポップでカラフルな輝きを放っている。今作は原点回帰的なシングルではあるが、もちろん、ダンス表現はさらにシャープに洗練されていて、絶え間なく進化し続ける彼女たちの今を象徴する作品となっている。特筆すべきは、「Swipe Up」におけるダンスパフォーマンスだ。スマホの画面をスワイプするモーションを盛り込んだダンスの鮮やかさが目を引く。9人の一糸乱れぬフォーメーションダンスを存分に堪能できる同曲のDance Practice Videoも必見だ。(松本)