新しい地図が叶えてきた数々の“夢” 3人から聞こえてくる新たな目的地も
香取慎吾がこの夏、東京と京都で開催した『香取慎吾 二〇二二年 東京SNG』全41公演を完走。7月17日には、草なぎ剛と共にパーソナリティを務めるラジオ『ShinTsuyo POWER SPLASH』(bayfm)にて、見通しの立ちにくい状況のなかで千秋楽まで走り抜けることができた喜びを語った。
さらには「(『東京SNG』は)ライブとかコンサートとは言ってこなかった。ショーを創ったつもりだったから。ショーだったら再演なんてある(笑)?」と、まだまだ遊びたりないと言わんばかりのコメントも。続けて「それで早速『東京SNG』再びなんだよ! 9月17日『氣志團万博2022 ~房総魂~』に香取慎吾、出演決定です! 復活の『房総SNG』 ですよ」と、新たなステージへの意欲も見せるのだった。
2017年に広げた新しい地図は、当時まだ真っ白だった。「自分たちの歌がない」なんていう発言にドキッとしたこともあった。だが今では、香取がソロステージで観客を魅了し、フェスに参加するほどの充実ぶりだ。ラジオで共演している香取と草なぎが、稲垣吾郎と顔を合わせるのも毎月1回のレギュラー番組『7.2 新しい別の窓』(ABEMA、※以下『ななにー』)だけ、というくらいにそれぞれのスケジュールは埋まっている。そして、それらの多くは「いつかやってみたかった」こと、「またやりたい」と夢に描いていた仕事ばかりだ。
「これから新しい道に歩んでいこうかと、吾郎ちゃんとつよぽんと話したときに、(僕は)アートで個展をやってみたい、洋服のブランドをやってみたい、吾郎ちゃんはレストランをできたらと、つよぽんはギターで何かをやれたらいいなとなって。その時は、期間がどのくらいでとは言ってないけど、10年ぐらいの雰囲気で話してたよね」とは、2020年に香取がラジオ『サタデーミュージックバトル 天野ひろゆき ルート930』(ニッポン放送)にゲスト出演したときに語った言葉である。
ご存知の通り、香取は2018年にはフランス・パリで、そして2019年には東京・豊洲で個展を開催。並行するようにファッションブランド『JANTJE_ONTEMBAAR』も立ち上げ、2021年には丸の内の新国際ビル内へ移転。アナ スイ(ANNA SUI)やバカラ(Baccarat)などの人気ブランドとのコラボレーションも実現してきた。
稲垣も2019年より『BISTRO J_O』『J_O CAFE』をディレクション。ワイン通で知られる稲垣が厳選したワインやシャンパンが取り揃えられ、リッチな食事時間をリーズナブルに楽しめると好評。さらにコース料理をおひとり様から楽しめる空間の演出も、稲垣らしい細かな気遣いが光る。
そして、「ギターで何かやれたら」と話していた草なぎも、2019年にイベント『草なぎ剛のはっぴょう会』を開催。奥田民生、斉藤和義、和田唱(TRICERATOPS)、田島貴男(ORIGINAL LOVE)と豪華なゲストが駆けつけるなか、歌詞が飛んだりミスをしてしまったりとハプニングも見受けられた。だが、何よりも楽しく弾くことが大事、というギターの初心を見せてくれる“はっぴょう会“となった。そんな『はっぴょう会』の2回目、『草なぎ剛のはっぴょう会 2~Neo Vintage~』の開催もアナウンスされ、今からどんなステージになるのか楽しみで仕方がない。