あらき、未来への願いを込めた『撃壌之歌』ツアー ロック魂の通うライブで届けたボカロ名曲の数々

 あらきの等身大の想いが詰め込まれた「Ark -strings arrange ver.」、リクエストで第2位に輝いたYouTube再生数が1000万回を超える人気曲「About me」、タオルを肩にかけはしゃいだ「B.B.F」。徐々に歌はあらき節全開となっていく。一人ひとりが遊びに満ちたサウンドを披露したバンドメンバー紹介を終え、歌われた「GURU」「神っぽいな」はこの日最もトリッキーな演奏曲だった。あらきはロックの中でも野性的なロックがよく似合う。サポートメンバーとあらきが奏でるこの2曲は、遊び心がずば抜けていて、‟音楽とはこうであってほしい”を具現化したものに思えた。時に自由に叫び、時にフェイクを多用するあらき。ダンスチューン「ARROW」、「いいね! 一緒にぶっ飛んでいこうぜー!」との合図から、リクエスト1位の「ヒバナ」へ。激しいヘドバンで会場全体に荒波が生まれる。

あらき、TOPHAMHAT-KYO

 この日はアンコール2曲目の新曲「A New Voice」で、スペシャルゲストとして作詞と歌メロを手がけたTOPHAMHAT-KYO(FAKE TYPE.)がステージに呼ばれ、あらきとTOPHAMHAT-KYOによる夢のコラボも実現した。バラードや懐かしさのある歌ってみたパートを通じて、この場所に居る人の意識を別の空間へと連れて行ってしまうようなステージを展開したあらき。今も心にはひとつのライブに行った満足感を上回る気持ちが残っている。ラストは、遠い先の‟希望”を見つめるようにして歌ったリクエスト3位の「瓦礫の塔」でまた全員と会える日を約束した。この日のライブの模様は7月30日のオンライン配信で楽しめるとのこと。平和な世の中を楽しむ心を取り戻した瞬間がこの先も続きますように、そう願わずにいられなかったライブだった。

■セットリスト
1.祭りだヘイカモン
2.フォニイ
3.セカイ再信仰特区
4.トキヲ・ファンカ
5.Supernova
6.少女レイ
7.歌うたいのバラッド
8.きみがすき
9.Ark -strings arrange ver.
10.About me
11.不埒な喝采
12.B.B.F
13.トコヨトキヨ
14.GURU
15.神っぽいな
16.ARROW
17.ヒバナ

En1.いーあるふぁんくらぶ(撃壌之歌 ver.)
En2.A New Voice
En3.瓦礫の塔

■配信情報
『ARAKI LIVE ARK -撃壌之歌- ONLINE』
2022年7月30日(土)OPEN 19:30/START 20:00 
8月7日(日)23:59までアーカイブ視聴可能
※6月25日(土)Zepp DiverCity(TOKYO)で収録された映像
視聴券:3,300円(税込)
購入枚数:1人1枚まで

イープラス Streaming+ 購入:https://eplus.jp/arakiark2022_st/

<販売期間>
・コンビニ/ペイジー/ネットバンキング決済 
6月30日(木)20:00〜8月6日(土)21:59 まで
・クレジットカード決済
6月30日(木)20:00〜 8月7日(日) 20:59まで 

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