INI、ビハインド映像に感じたステージへの頼もしさ アウェーな状況を覆す“攻め”のパフォーマンス
INIがオフィシャルYouTubeチャンネルにて『INI BEHIND』を更新。今回は『カミオト -上方音祭-』(読売テレビ)に生出演した際の裏側に密着した映像になっている。
『カミオト -上方音祭-』は関西にゆかりのあるアーティストが集合する音楽バラエティ番組。関西のテレビ局での放送になるため、オンエアを見ることができなかったファンも多く、今回のビハインド映像には喜びの声が上がっている。メインナビゲーターはニューヨークが担当しており、「日プ大好き芸人」を自称している屋敷裕政はファンの間でも注目を集めている。
映像では松田迅が「今日朝6時くらいに出発で、テンパっちゃてシャンプーとかリンスーとか、今日大阪泊まってるんですけど持って来なくて……」、池﨑理人が「今日は朝、5時15分に起きてそこからリハーサルがんばったので……」と話す通り、早朝から準備してきたようだ。番組で披露したのは「BOMBARDA」。先日発売された2ndシングル『I』収録曲で、表題曲ではないものの『KCON 2022 Premiere』で披露した際は、その迫力満点のステージが話題となった。「BOMBARDA」は、もともとテレビで披露する予定がなかった楽曲のようで、今回のためにテレビサイズ用に短くしたバージョンを練習してきたという。
ビハインド映像には、リラックスした雰囲気でトークをしたり、マネージャーに差し入れしてもらった肉まんを食べる様子が映し出されている。テレビで披露したことのない楽曲を予定していたが、そんなメンバーの堂々としている姿に頼もしさを感じる。
今回のビハインド映像には、「BOMBARDA」のパフォーマンスも一部収録。関東と比べて立つことが少ない関西のステージ。その上、会場には他の出演者のファンも多く、INIにとってはアウェーな状態でのパフォーマンスだった。そういった場でデビュー曲「Rocketeer」や最新シングルの表題曲「CALL 119」ではなく、「BOMBARDA」を披露するという選択は“攻めた”チョイスだと言えるだろう。ファンの間で評判の曲とはいえ、聴いたことがない視聴者も多かったはずだ。
「BOMBARDA」には、激しいダンスと迫力のあるラップ、そしてどっしり響く低音パートと、INIの魅力がぎっしり詰まっている。さらに、歌詞の〈We are I.N.I. Let me take you high 〉と全員で歌うパートも注目ポイントだ。アグレッシブなパフォーマンスをしたあとに歌う〈We are I.N.I.〉という歌詞には、他のアーティスト目的でステージを見ていた観客も思わず釘付けになったのではないだろうか。
実際、YouTubeで公開されている「BOMBARDA」のパフォーマンスビデオには、他のアーティストのファンだが今回の放送を見て気になったというようなコメントも多く寄せられている。これまでの表題曲2曲もINIの魅力が詰まったが曲ではあるが、アウェー状態でインパクトを残すという意味では「BOMBARDA」の選曲は正解だったのかもしれない。