香取慎吾『東京SNG』を大特集! 稲垣吾郎、草なぎ剛らと新しい枝葉を広げた6月の『ななにー』

 事前の番組告知から注目が集まっていたのが、特番を経て今年5月よりレギュラー放送がスタートした『草彅やすともの うさぎとかめ 』(読売テレビ、以下『うさかめ』)で草なぎと共演中の海原やすよ ともこの登場だ。ちょうど今回の『ななにー』放送前には、稲垣がサプライズゲストとして登場した回が放送されたばかりということもあり、何か思わぬエピソードが飛び出すのではないかと期待が高まる。

 草なぎの「今日は大好きなお2人が来てくれました!」という紹介から、まずはやすともの2人の経歴を年表と共に振り返る。中田カウス・ボタンに弟子入りしたころ、すでに新しい地図の3人とは出会っていたというが、海原ともこは香取について「(番組の収録前に)ずっと眠っていたイメージしかない」とのこと。だが、本番が始まるとすぐに仕事の顔に切り替えていた姿を見ては、こういうのがプロなんだと感心していたという。


 そして、『草なぎ剛の取扱説明書』と題した、やすともの2人にもっと草なぎへの理解を深めてほしいという企画も。手始めに香取は「『えっ?』って聞き直し始めたら、要注意です」と草なぎの取り扱い方をレクチャー。香取いわく、この反応は「(人の話を)何も聴いていない状態」だそうだが、草なぎはそれを認めるどころか「でもさ、ずっと番組のこと考えながら(収録)やってる?」と聞き返す始末。これには香取も「当たり前だろ!!」と崩れ落ちるほどのリアクションを見せた。

 また、稲垣による「〇〇の前では、リラックスしています」という設問では、ユースケ・サンタマリア、タモリらの名前が挙がる中、答えが“やすともさん”であることがわかると2人は驚きを隠せない様子。『うさかめ』にゲスト出演した際、稲垣は「ビックリしました。出るまでにずっと(裏で)モニターを見てたんですけど、(草なぎの)こんな表情見たことないなって」と感じたそうで、それは香取や稲垣、全幅の信頼を寄せるユースケやタモリに見せるものとも違ったというのだ。まるで「古くからの友達と話しているようだった」と稲垣が答えると、香取も「僕も感じてます。(草なぎが)お2人のことすごい好きだと思う」と共感。そうしたコメントでやすともの2人が嬉しそうな表情を浮かべれば、「でも同世代だから。言わなくてもわかることがありそうで。僕らは東京で、(やすともは)大阪でずっと同じ時間を頑張ってきたから、親近感が湧く」と、草なぎ自身も2人への気持ちを堂々と口にする。会った回数以上に通じるものがある。そこには草なぎならではの感性があり、それを香取や稲垣が意識的に感じ取っていた事実を垣間見ることができた。

 音楽やバラエティを通し、3人が個々で枝葉を伸ばしていくことで生まれる新しい出会い。その太くたくましい枝葉は、巡り巡って『ななにー』という場で重なり、また新しい枝葉となって成長していく様子を、51回目の放送で見ることができたように思う。7月の『ななにー』を迎えるまでに、3人はまたどんな枝葉を伸ばしていくのか。楽しみで仕方がない。

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