King & Prince、パフォーマンスの進化から目が離せない 気迫あふれる攻めの姿勢と変わらぬファンへの感謝

 大きなキャンバスに絵を描くように、メインステージに巨大セットを設けてファンを迎えたドーム公演。歌にダンス、そして笑いに溢れるトークとKing & Princeの持つ様々なエッセンスが詰め込まれていた。会場が大きくなっても変わらずに感じられたのは、ひとりでも多くのファンを笑顔にしようというその心意気だ。会場が広くなっても、目の前のファンをはじめ、機構を駆使して上階の客席にもめいっぱい手を振る姿があった。ライブのラスト、メンバーの挨拶ではファンへの感謝をストレートに伝えた。〈いつになっても 幾つになっても ボクはキミを守り続ける〉という「シンデレラガール」の歌詞にもあるように、ファンを包み込む温かくて大きな愛情を感じた。

King & Prince「シンデレラガール」YouTube Edit

 6月29日に4thアルバム『Made in』のリリースを控える彼ら。Made in JAPAN、Made in Johnny’s、Made in King & Princeとそれぞれのルーツをベースに、King & Princeが日本やジャニーズのエンターテインメントを継承し、“今 目の前にいる人を幸せにする”ために、“今King & Princeができること”を表現する……というコンセプトにしたアルバムと紹介されている(※1)。

 デビュー曲「シンデレラガール」のリリースから4年。ジャニーズの王道を進みつつ、その一方で彼らの武器であるダンスでアイドルの領域を拡大していくKing & Prince。次の動きがそう簡単には読めないダンスのフォーメーションのように、5年目に突入した彼らのこれからがさらに面白くなりそうだ。

※1:https://www.universal-music.co.jp/king-and-prince/news/2022-04-17/

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