河野純喜、佐藤景瑚、許豊凡、田島将吾……JO1とINI、グループのキーになる“98年組”の年男

 そんなJO1に次いで誕生したINIの年男の1人は、許豊凡。中国籍の許は日本語、英語、中国語、韓国語が話せるマルチリンガル。INIがグローバルに活躍するためのキーパーソンだ。パフォーマンスにおいても、力強い歌声とダンスで個性を見せている。メンバーの木村柾哉も「すごい自分の世界を持っていて、気がつくとどこかに行ってしまうぐらい入り込めるタイプ。だからパフォーマンスの前の集中力は半端じゃない」と話しているほどだ。そんな熱い許だが、パフォーマンス以外ではほっこり優しい性格を覗かせる。「KILLING PART Self CAM Ver.」でもあたたかな笑顔を見せており、「INI X'mas Party」ではプレゼント交換に手作りクッキーを用意。引き当てた松田迅が「うまい!」とコメントすると、「嬉しい」と満面の笑みを見せていた。さらに、ポケモン好きとして『ポケモンの家あつまる?』(テレビ東京系)にすでに2回登場。そこでもニコニコと可愛らしい姿を見せていた。活動が本格化する今年、グローバルに人気が出ていきそうなメンバーだ。

 INIのもう1人の年男は、“心技体Aクラス”の田島将吾。INI結成以前からエンターテインメントの世界で実力を磨いてきた彼のパフォーマンス力は高く、オーディション時からキラリと光っていた。デビュー後はそこに持ち前の柔和さが加わったのか、ファンでなくてもときめいてしまいそうな表情を見せるように。「アイドル」として一歩高みに上がった印象である。また、デビューシングル『A』では、いずれの楽曲でもクールなラップも披露。さらに作詞もできるというスペックも持っている。ここまでパーフェクトでありながら、普段は「メンバー内で一番ふわふわした性格なのでは?」と思ってしまうほどのギャップがある田島。11人でいる時は前に出るよりもメンバーを立てるタイプだが、少人数だと柔和な声色でゆったりとしたトークを聞かせてくれる。2021年12月30日にAuDeeで配信された『From INI プレスペシャル』でもそれが堪能できるはずだ。1月8日からスタートしたラジオ番組『From INI』(TOKYO FM)にも期待が募る。多くの武器を持っている田島は、今年もさらなる飛躍が見られるだろう。

 個性的なメンバーが揃っている、JO1とINIの年男たち。グループのキーマンとなるメンバーが多いのも特徴ではないだろうか。2組の活躍を今年も見守っていきたい。

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