BTS JIN、SUGA、RM、J-HOPEの“ヒョンライン” 『P. to. D PROJECT』でも見せる頼もしくも温かな背中
先日、JINが『Weverse Magazine』のインタビュー(※1)で、歌詞を覚えるのが苦手で練習に時間がかかると話していた。しかし、その弱点とも言える部分を「練習を繰り返すことを楽しむのが僕の才能」とポジティブに捉えているのが印象的だった。もしかしたら、自分の限界を許すことから、努力を楽しむことができるのかもしれない。
最年長であるJINが、率先してその考えを示してくれるからこそ、BTS全体にありのままを受け入れて、前に進んでいく自然体な空気が流れているように感じる。SUGAは長年痛めていた肩の手術という大きな決断をし、無理のない範囲で電子ドラムを楽しんでいるようで、「できない」よりも「できること」に目を向けられて努力を続けるヘルシーな姿を見せている。
また、RMは『BTS FESTA 2021』で公開したソロ曲「Bicycle」について「誰もやらないなら僕がやらなきゃ」と手を挙げたそうだが、「僕自身やりたいことがあった。自転車について書きたかった」と話していた。一つひとつの物事をやらなければならないことではなく、自分のやりたかったことができるチャンスだと、やはり楽しむ姿勢を忘れない。
そして、7月27日にはJ-HOPEが突如、真夜中にV LIVEを配信。誰もいない社屋で、個人練習している風景をARMYに披露した。それはまぎれもなく努力を続ける姿ではあるものの、その屈託のない笑顔から彼自身が楽しくてやっていることなのだと伝わってくるものがあった。
人生は続いていく。そのなかで、当たり前のように努力を続けていくために。ときには肩に入った力を抜いて、現状を楽しむということを体現して見せてくれるヒョンライン。その頼もしくも温かな背中に、これから先もいつだって“今”をスタートラインに、努力を楽しんでいこうと励まされるに違いない。
※1:https://magazine.weverse.io/article/view?lang=ja&num=211