『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2』から誕生したINI 髙塚大夢、伸びやかな歌声が武器に 未経験だったダンスのレベルも上昇

 そんな彼の武器といえば、なんと言っても伸びやかな歌声だ。高校時代はバンドのボーカル、大学ではアカペラをやっており、『A cappella Spirits 全国大会』へ関東代表として出場した経験も持っている。突き抜けるような高音が得意で、不安定になりがちな高音域でも声の圧が薄くならずにピッチも安定しているのは流石だ。また、高音に注目されがちな髙塚だが、低めの音域もぬくもりのある彼の声質が存分に楽しめる。是非チェックしてみてほしい。

 ボーカルとして大きな魅力を持つ彼は、グループバトル、ポジションバトル、コンセプト評価と多くのバトルでメインボーカルを務めてきた。特にグループバトルの「AGEHA」ではそのハイトーンボイスを轟かせ、一気に注目度を上げたのではないだろうか。結果、108票という大量の票を獲得。全練習生の中で最も多くの得票数を記していた。

[推しカメラ]髙塚 大夢(Takatsuka Hiromu) -GENERATIONS from EXILE TRIBE♫AGEHA - 2組|グループバトル

 そして、「もともと根がクソ真面目で楽観的に考えられないんですよ、自分を。(だから)練習して(実力を)上げていく」と自ら語っているように努力家な面も併せ持つ髙塚。故に未経験でスタートした、ダンスのレベルもぐんぐん上がっていったことが印象的だ。レベル分け再評価時、ダンストレーナーであるKENZOのレッスンで髙塚は「周りとの差を感じる」と涙を見せたことがある。しかし、「周りを蹴落として自分がトップになろうと思っちゃだめだよ」とKENZOからアドバイスをもらったことで、周りと比べるのではなく自分の足りない部分をカバーしていくという考え方に切り替えている。そこからの成長は目覚しく、オンタクト能力評価時と、コンセプト評価「A.I.M (Alive In My Imagination)」時のダンスの違いは一目瞭然。メインボーカルを務めながら、経験者に混ざっても見劣りしないダンスを見せてくれていた。

[推しカメラ]髙塚 大夢(Takatsuka Hiromu) ♫ A.I.M(Alive In My Imagination)|コンセプトバトル

 さらに、INI公式YouTubeにアップされている「メンバー決定インタビュー」で見せたほんわかした“お手振り”など、ふとした時に可愛らしさも見せる髙塚。この先、こういった部分も多く見せていくことでさらに人気も上がっていきそうだ。そしてグループに欠かせない歌声で、INIのボーカル面を牽引してくれることに期待したい。

INI|メンバー決定インタビュー

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