ぜんぶ君のせいだ。ソロインタビュー第4弾：个喆
ぜんぶ君のせいだ。个喆はなぜポジティブを貫くのか グループを渡り歩いて磨かれた“強かな反骨精神”
「みんなに生きていてほしい。私にはそれしかない」
ーーどうして个喆さんはそこまで“ポジティブ”なんでしょう？
个喆：基本、諦めから入るからですかね。全部が自分のせいだから、何か嫌なことがあった時も「自分の力でもっと幸せになれるんじゃない？」って思います。謎の反骨心とか、嫌なことがあったらムカつく気持ちもあるので、「絶対上に行って幸せになってやるぞ！」と常に思っています。
个喆：死ぬのが怖いというのもあるけど、死んだら何もできなくなっちゃうから、生きて一番幸せになりたいので。あとは何でも嬉しく感じますね。「お水おいしいな」とか「今日みんなに会えたな」とか「空がめちゃ綺麗！」とか、それだけで元気になるので。嫌なことがドーンって起きても、ちょっとした嬉しいことがあれば大丈夫なんです。
ーー野外ライブで大雨が降ってもポジティブですか？
个喆：全然大丈夫です。「涼しい！」「滑った自分ラッキー！」って思います。
ーーそれは最高ですね（笑）。
个喆：みんなに「元気に行こー！」って言いたいです。
ーー自分がポジティブになることで、相手にもポジティブになってほしいということ？
个喆：そうですね。みんな元気になってほしい。私にはそれしかないんです。ただのわがままかもしれないけど、自分が知ってる人に死なれたら困るので「とにかく生きていてくれ！」という気持ちです。
ーーその想いの根底には何があるんでしょうか。
个喆：たぶん、お母さんが死のうとしているのを止めたからだと思います。その時はとっさに「ダメ！」と思って。でも今ちゃんと生きているから、それでオッケーなんです。別にポジティブにならなくてもいいけど、とりあえず生きようと思って欲しい。「个喆がいつでも側にいるから。味方はいるよ！」っていう気持ちです。孤独を感じるのが一番怖いだろうと思うから、「一人じゃないよ」っていうのはちゃんと伝えたいです。
ーーそれは个喆さん自身が「生きていてよかった」と思うことが多いからなんでしょうか。
个喆：はい。今も知りたいことがいっぱいあるので！ 可愛いものも変なものもたくさん見て学びたいし、武道館に立ったり、『ROCK IN JAPAN FESTIVAL』にも出たいので。まだまだ死なないです！
ーーその言葉を聞けて何よりです。
个喆：時々ポジティブすぎて空気が読めなかったり、一人だけ元気よすぎる時があるんですけどね（笑）。それでも、つれづれの時よりは周りを見れるようになったと思います。ぜん君。だと、个喆より十五時（征之丞十五時）の方が空気読めなくて（笑）。基本は元気でよろしいんですけど、たまに「今それじゃない」っていう感じでぶち壊してくるので、「なるほど、自分はこうだったんだ」と思って学んでます（笑）。
ーーははははは。でも、つれづれが解散してしまった時は、どんなふうに受け止めていたんですか。
个喆：解散はショックだったけど、つれづれは4人で終わらせたいという想いがみんな同じだったから。1月2日で幸せにお手手つないでやり切れたし、素敵な記憶のままなくなることはないから、死んだわけじゃないと思ってますね。「つれづれの个喆のまま、ぜん君。で頑張るぞ！」という清々しい気持ちでした。
ーーつれづれに憧れていた个喆さんですが、ぜん君。はどんなグループに見えていたんですか。
个喆：圧がすごい、熱量がヤバい、走り回っているすごい人たち（笑）。尊敬の眼差しで見てました。おめぐ（如月愛海）のことが好きだったから、同じ場所で自分も一緒にできるのが嬉しいなって。
ーー縦横無尽に走り回るパフォーマンスだし、ぜん君。にも様々なタイプの曲がありますけど、どんな想いで向かっていったんでしょう？
个喆：个喆には病みかわいい部分がないかもしれないって思ったんですけど、ぜん君。の曲を聴いてみると共感することも多いし、どん底に堕ちていた記憶を呼び覚ましながら、「个喆も病みかわいいところもあるじゃん！」って思いました（笑）。自分が入る前のZepp DiverCityのライブを観た時に、新しい3人がカッコよすぎて「入る隙ないな......」と思っちゃったんですけど、シャウトを活かしながら明るい人で頑張ろうと思いました！
ーー个喆さんの加入で、ぜん君。のパフォーマンスはどう変化したと思いますか。
个喆：カッコいい曲はよりカッコよくなったんじゃないかと思います。メンバーがいなくなる悲しみや怖さを、ふふ、喑、襲はまだわからないと思うから、そういう気持ちは自分が出せているのかなって。さすがの个喆も、もう他のグループに移ることは考えていなくて、絶対にぜん君。を守らなくちゃって思います。誰もいなくならないでほしいので。
メイユイメイとの関係性「姉妹というかお母さん」
ーー3つのグループを渡り歩いてきた中で、ぜん君。でしか出せない自分もあると思いますか。
个喆：まだ掴みきれてはいないですけど、怒った感情をメンバーに出せるようになったから、逆に7歳くらいの気持ちに戻っている気がします。学校生活をやり直しているような感じ。言いたいことをバチバチ言い合って、今まで自分がしてこなかったことをたくさんやっているから、人間生活を日々学んでいるというか。「自分ってこんなに怒れるんだ」「こんなに悲しくなるんだ」という発見があるから不思議な気持ちです。自分でもまだわからない一面を見られる場所が、ぜん君。ですね。
ーーそれは面白いですね。
个喆：ぜん君。にいると「言っちゃえ！」って思えるんですよ。このメンバーなら受け止めてくれるし、何かを変えようとしてくれるから言いたくなるというのもあります。「こうやって言ったら、なんて言ってくれるんだろう？」っていう好奇心もあって、初めてグループのことを考えられているのかな。
个喆：メイメイは本当に家族。姉妹というかお母さんかな〜。本当に家族すぎちゃって何も気を遣わないし、お互い興味あるようで、そんなに興味がないような（笑）。なんでも言い合えるし、いなくなったらダメな存在で、毎日夜中までずっと喋ってます。本当にカッコいい人だから尊敬しているし、すごく助けられています。
ーーメイユイメイさんにインタビューした時、个喆さんはいろいろな表情のパフォーマンスができるから最強だって言ってましたよ。
个喆：いや〜（笑）。でも、メイメイの方が絶対に可愛いと思います。自分では「可愛くない」「うまくできない」って言ってるけど、メイメイは喋ってる時もライブ中も、表情が弾けているから。あんなにでっかいお目目がなくなるくらい笑っていたり、口開けてワァっていう感じなので、「可愛いなぁ」と思ってます（笑）。でも、カッコいい時は本当に怪獣みたいな感じですごいんですよ。あんなに感情がこもったシャウトできる人は見たことないし、とにかく尊敬です！
ーーお互いに想い合っているということですね。
个喆：メイメイを見ていたら自分も可愛くなりたいなって思います。可愛く歌おうとすると変に力が入っちゃって、ドラえもんみたいな感じになっちゃうので（笑）。もっと妖艶さを極めたいし、何でもできるようになりたい。あとは个喆もライブ中に泣けるようになりたいです。感情がそんなに揺らがないので泣かないんですよ。でも、そんなおかしな殻を破って、みんなと一緒に泣けるようになりたいなと思います。
ーー新しいツアーでの見どころですね。いろんなことを積み重ねてきた个喆さんの表現力が、ますます研ぎ澄まされることを期待しています。
个喆：ひー！ 頑張ります。でも、褒められるとダメなんで（笑）、必死に勉強して細かい表現をできるようになって、みんなともっと感情を共有できるようになりたいです。
サイン入りチェキプレゼント
ぜんぶ君のせいだ。个喆のサイン入りチェキを2名様にプレゼント。応募要項は以下の通り。
応募方法
※チェキはランダムでの発送となりますので、メンバーの指定は受け付けておりません。
※当選後、住所の送付が可能な方のみご応募ください。個人情報につきましては、プレゼントの発送以外には使用いたしません。
※当選の発表は、賞品の発送をもってかえさせていただきます。
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＜締切：7月9日（金）＞
ぜんぶ君のせいだ。公式HP
个喆 Twitter（@zenkimi_kote）