『毅の“カタリタガリ”』第4回

SUPER★DRAGON 古川毅、影響を受けた2010年代以降の洋楽を語りまくる 表現のインプットとなった3組

 今年から始まった『古川毅のカタリタガリ』も季節を越えて4回目。皆様いかがお過ごしでしょうか。僕は個人的にもSUPER★DRAGONのメンバーとしても、おかげさまで忙しい日々が続いています。そんななかで最近のもっとも大きなトピックと言えば、4月9日と10日にZEPP Hanedaで開催したSUPER★DRAGONのワンマンライブ『NEO CYBER CITY -ネオサイバーシティ-』です。新型コロナウイルスのパンデミックを受けて、495日ぶりにファンのみなさんをフロアに迎えた2日間。コロナ禍は依然として厳しい状況が続いていて、みなさんそれぞれの環境や考え方があるなか、僕たちがやろうとしていることを信じて時間を割いてくれたこと、あれから1カ月以上がたった今も感染やクラスターの発生報告などが上がってきていないことに、この場を借りて感謝の気持ちを述べさせていただきます。ほんとうにありがとうございました。

■第4回「古川毅が影響を受けた2010年代以降の洋楽」

 いつもはワンマンライブを終えると「やりきった」という充実感とともに、蓄積された疲れが一気に出てきて「しばらく休む! 寝る!」とか思ったあとに、やや重くなった腰を上げて次に踏み出す感じなんですけど、今回はそういう感情がまったくなくて。終わった瞬間にはもう先のことを考え出していた自分に少し驚きました。久しぶりにファンのみなさんとひとつの空間を作れたことで、もっともっと楽しんでもらいたいと思ったんですよね。あとは、コロナ禍で自分自身の表現と向き合いながらインプットする時間が増えたうえでのライブだったこともあってか、ポジティブな気持ちでまだまだやれることがある気がしたから。今回は、そこで具体的にどんなことがやりたいのかを考えたときにリファレンスとして浮かんだ海外のアーティストについて、広く今のポップミュージックの話も交えながら語っていきます。

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