BTS JIN&J-HOPE、グループの雰囲気に繋がるハッピーなエネルギー

  BTSが、V LIVEにて配信した「It's Over!!!!!!!!!!!!!!(終わった!!!!!!!!!!!!!!)」。「最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス」部門にノミネートされていた『第63回グラミー賞授賞式』直後の7人の姿がそこにあった。

It's Over!!!!!!!!!!!!!!

 残念ながら、今回は受賞とはならなかったBTS。しかし、彼らに漂う空気は沈んではいなかった。むしろ、また一つ結束を強めたような、温かなムードが広がっている。そうした空気を率先して作っていたのは、JINとJ-HOPEだ。

 JINは、配信がスタートして早々「JIMINが自分のパート1番が終わって、こうやってクルクル回っていたんだけど、ペンイ(コマ)かと思ったよ」と話しかけて持ち上げる。しかし、JIMINは「ありがとうございます」とポツリ……。RMいわく「今、この子は起きたばかり」だったようだ。だが、この“年下メンバーに塩対応をされがちな最年長“という流れは、BTSでは鉄板のパターンとも言える。今回も、もれなく笑いを誘った。

 そこに「正直、残念じゃないというのは、嘘なんです(笑)!」と飛び込んできた明るい声の主はJ-HOPEだ。「一番残念がっていたよ、お前が」とSUGAからもツッコまれ、「ああああ〜」と思い出したように悔しがって見せるJ-HOPE。

 その様子を見ていたJINが「Grammy goes toのあとに“Ra……(「Rain On Me」)“が出たら、みんな“あああああああ“って」と当時のメンバーの様子を再現してみせる。すると、さらに畳み掛けるようにJ-HOPEが「ナムジュン(RM)がペットボトルを立てるゲームをしてたんだけど“これを立てたら僕たちが賞をもらえる”って言ってたのに……(立てることができなかった)」と大笑い。

 これにはRMも「言葉に気をつけて。記事になるよ。ペットボトルのせいでグラミー賞をもらえなかったっていう記事が出るんだよ」と苦笑い。しかも、よくよく話を聞いてみると、「賞がもらえる」と言ったのは、J-HOPEのほうだったというのだから、まったく微笑ましい限りだ。

 もちろん、彼らが言うように、悔しくないといえば嘘になるのは、世界中のARMY(ファン)も同じ気持ちだ。そんなARMYの思いをすべて受け止めて「心配しないでください」「大したことありませんよ」「そうだ!」と元気づけていくメンバー。

 そして、J-HOPEの口からは「来年、直接行ってもらおうよ!」と頼もしい言葉も聞こえてきた。「2歩前進のための1歩後退です」と立ち上がってステップを踏んでみせると、メンバーの表情がさらにやわらかに。そしてJINの掛け声で「苦労したARMYのみなさんと僕たちのために拍手をしましょうか」と、手を叩いて活気づいていくのが印象的だった。

 JINとJ-HOPE。この2人からは、いつもハッピーなエネルギーが湧き出てくる。もちろん、それは当たり前にできることではない。それだけ愛情深く、周囲に対して気を配っているという証拠だ。

 そういう人が近くにいれば、目の前の現実が決して望み通りに行かなかったとしても、次の一歩を踏み出すことができる。BTSが、これまで様々な苦難を前に、歩み進むことができたのは、きっとJINとJ-HOPEの存在が大きかったに違いない。自分自身を元気づけるためにも、率先して周囲の気持ちを明るくしていく。そんな似た感性を持つJINとJ-HOPEは、同時にお互いに元気づける間柄でもある。

 愛情深く、いつも年下メンバーからのイジりにも、寛容な姿勢を見せるJINだが、J-HOPEに対してはちょっかいを出しに行く姿が見られる。今回のV PICK!でも、オープニングからJ-HOPEのニット帽に手を置いており、J-HOPEもいつものことだとして特にリアクションもしない。そんな安定した関係性が、お互いを安心させているのだろう。

[BTS] BTS’s V after Grammy Awards~🏃🏻‍♂️💜

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