香取慎吾、YouTubeにて加速するクリエイターとしての進化 「Shingohouse」や新たな展開も

 3月13日にYouTubeで更新された動画『しんごちんからこのYouTubeについてお知らせがあります』は、まさに香取の裏と表の顔がスイッチする姿が収められている。その思考の回転の速さ、湧き出るアイデアの多さ、そして何よりも楽しみながら決断していく姿に圧倒されてしまう。まるで香取慎吾の脳内を覗いているかのような動画だ。

 また、途中から「尺をつまんで……」と、しんごちんのキャラクターを忘れてしまうほど制作側の視点になっていたことに気づき、照れ笑いするところも、演者としての愛らしさも伺える。

しんごちんからこのYouTubeについてお知らせがあります。【香取慎吾】

 この動画で香取が考案したのは「ビズビズパフェ」という新たな企画コーナー。みずからラフ画を描いてキャラクターやロゴを考案し、ハミングしてオープニングやエンディングなどのイメージを伝えていく。

 さらに、初回ゲストは『アノニマス』にて久々の共演を果たし、プライベートでも交流があり親友でもある山本耕史というところまで、あっという間に決まってしまった。

 次々と考えていることを迷いなく形にしていく、まるでライブペインティングのような企画会議。きっと、こんなにも楽しげに企画する香取だからこそ、スタッフもその熱意に応えたいと力がみなぎるのだろう。そして、ゲストに呼ばれる側としても「その場を楽しみたい」と思えるし、視聴者である私たちにも「見てみたい」とワクワクが伝播する。

 『アノニマス』でLINEスタンプとなったことを受けて、自身が描く黒うさぎやこれまで扮してきた様々なオリジナルキャラクターもスタンプにしてみたいというアイデアもあった。ラジオともまた一味違う音声コンテンツの「Shingohouse」についてシリーズ化を求める声も多い。そして、近日公開の「ビズビズパフェ」のスタートに、4月のソロステージ……。いつだって私たちの想像を超えるエンターテインメントを見せてくれる、そんな期待をせずにはいられない。クリエイター・香取慎吾の進化は加速する一方だ。

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