日向坂46 小坂菜緒、櫻坂46 幸阪茉里乃、乃木坂46 掛橋沙耶香……高校卒業でさらなるステップ踏む坂道メンバー

 日向坂46からは小坂菜緒、金村美玖、濱岸ひよりの2期生トリオ。特に小坂は“ラスト制服”として、『週刊少年チャンピオン』と『B.L.T.graduation2021高校卒業』の表紙を飾っている。さらに言えば『Seventeen』の専属モデルということも、高校卒業の印象を強めており、雑誌のYouTubeチャンネルの企画では「制服を着てやりたいこと」を実現している。

 オードリー若林正恭の著書『ナナメの夕暮れ』もお気に入りに挙げていた小説好きとして、文系のイメージが強いが、好きな教科は3位「数学」、2位「倫理」、1位「理科」の理系女子。『日向坂で会いましょう』(テレビ東京)の企画でプレゼンしていた恐竜の魅力もそこに繋がっていく。中学3年生で、けやき坂46に加入し、高校生活の丸々をアイドル活動と両立してきた小坂は、3年間を「ある意味『青春』だったなと思います」「普通じゃ経験できないことを、若いうちから経験できたことが、いい思い出になっていると思います」と自身のブログに綴っている。すべての物事をリアルに捉えるリアリストとして、「理想を現実に変えていくのは自分次第」(『B.L.T.graduation2021高校卒業』より)と語る小坂は、日向坂46の頼もしいエースだ。

 昨年、高校を卒業したばかりの久保史緒里が深夜帯に放送の『乃木坂46のオールナイトニッポン』(ニッポン放送)に出演を決めたように、4月からはより仕事の幅も広がっていく。立場的にも学生から大人の仲間入りを果たす、3坂道のメンバーの変化に注目していきたい。

■渡辺彰浩
1988年生まれ。ライター/編集。2017年1月より、リアルサウンド編集部を経て独立。パンが好き。Twitter:https://twitter.com/AKI_W_

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