BTS JIN&JIMIN、タイプが異なるからこそ刺激し合う二人

 BTSの単独バラエティ『Run BTS!』のエピソード130が、2月23日に公開された。「初の長期プロジェクト」として、テニスに挑戦することになったBTS。エピソード129では国家代表選手を招いて特別レッスンを受け、「走り続けるぞ」とやる気満々に。大会に出ることを目標にするのだと意気込んでいた。

BTS『BE』

 だが、今回はオープニングからなんだかソワソワしているメンバーたち。JIMINが「正直『Dynamite』が出てから忙しかったよね」と語り始めると、SUGAも「人生というのは本当にわかりません」と相槌をうち、J-HOPEも「そうですそうです」と賛同してみせる。そんなメンバーの様子に「みなさん、こっち見ながら話してください!」と、ツッコミを入れたのが最年長のJINだった。JINとメンバーの間には心の距離を示すように、映像演出で溝が出現する。

 この落ち着かない空気をまとめたのが、末っ子のJUNG KOOK。「一言で要約すると、テニスの練習ができなかった(ニコッ)!」。前回の収録は4〜5カ月前のものだそうで、その間に彼らがどれだけ多忙な生活を送っていたかは、ARMY(ファン)も周知の事実。RMは「教えてもらったのに、全部忘れました」と潔く認め、Vに至ってはテニスコートに来ているにも関わらず「今日は何をするんですか?」と、ここがどこだかも忘れてしまったかのような口ぶりで笑いを誘った。

 しかし、そんな忙しさを極める日々の中でも地道に練習をしていたのがJINだった。今回、BTS内でのチャンピオンシップを開催することになると、審判と解説を担当したコーチからも一番の優勝候補と言われるJIN。メンバーからも「努力は裏切らないところが見られるか!?」と期待が高まった。

 SUGAがMCを務め、トーナメント形式で行なわれることになったBTSチャンピオンシップ。1回戦はJ-HOPEとJUNG KOOK、RMとV、そしてJINとJIMINの組み合わせで行なわれることに。小学生のころにテニスで銅メダル(ただし3チーム中の3位だと謙遜)を獲得したというJ-HOPEと、「もはやできないことはないのでは?」と言われるほど何事も器用にこなす黄金マンネ(末っ子)JUNG KOOKの戦いは、やはり経験の差が出てJ-HOPEが準決勝に進出を決めた。

 すると、RM対Vの試合の前に、JINとJIMINがマネージャー役となってコートに入り、場を和ませた。コーチ曰く「バックハンドを習っていない」というRMは、動きに制限がかかるのか、なぜか必要以上にぴょんぴょんと飛び跳ねる。その動きに、JINとJIMINが大ハマりして爆笑する。

 「ラケットが良くなかったんだ」「次はこの持ち方にする」とバラエティ的動きを次々と見せるRMに対して、ポンと軽やかに点を獲得していくVのコントラストがまた見ていて飽きない。そして、まさに“テニスの王子様“といった爽やかなプレーでVがコマを進めるのだった。

 そして、いよいよJINとJIMINの対戦に。地道に練習回数を重ねてきたJINに対して、実はテニスを一度やっていたことがあるというJIMINの実力が開花して、この日初めてテニスらしいラリーが続き、メンバーを沸かせる。

 かと思いきや、「해?(やる?)」「해!(やろ!)」「해?」「해!」……と、ボールを持ったJINがなかなかサーブを打たずに、JIMINとの会話を楽しむシーンも。テニスには制限時間25秒を過ぎると自動でフォルトになると聞き、慌てて打つのだが、そのやりとりがなんとも微笑ましかった。

 チャンピオンシップは、JINが優勝を果たし「努力するものは裏切らない」を証明してくれることになった。だが、それだけではなく勝負の場においても、心から楽しむことの大切さも見せてくれたように感じる。

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