Searching for the Young Soul H!P ~ハロプロの若き魂を求めて~
ハロプロ、次世代担う新メンバー分析連載 第2回:Juice=Juice 工藤由愛、松永里愛
2019~2020年にかけて、ハロー!プロジェクトの各グループに新しいメンバーが相次いで加入した。次世代を担う彼女たちのキャラクターを紹介/分析することでハロプロの未来について考える一助になればと思い、全3回の短期集中連載をお送りする。
第2回目はJuice=Juice。2019年に工藤由愛、松永里愛が加入した。
工藤由愛(くどう ゆめ)
北海道出身の工藤は、2016年始動のハロプロ研修生北海道のスターティングメンバーのひとりだった。2004年生まれの彼女は当時まだ12歳。
北海道在住のままレッスンなどの日々に励んでいた工藤だったが、2017年からは東京で毎年行われる『Hello! Project 研修生発表会 ~春の公開実力診断テスト~』にも出場するようになる。2019年にパフォーマンスした「ROCKエロティック」(Berryz工房)ではダンス賞を受賞し、その実力が認められた。以下動画の23:39~でそのときの様子を見ることができる。
その1カ月後の6月14日、工藤のJuice=Juiceへの加入が電撃発表された。その頃のJuice=Juiceは3月に梁川奈々美が卒業し、6月17日にはリーダーの宮崎由加が卒業を控えていた。メンバー2名が抜ける穴をどう補強するのかに注目が集まっていた時期で、そこへ工藤、そして後述の松永が加わるという采配が取られた。
さて、工藤といえばいくつかの特徴的なキャラクターを持っている。まずは“タコ好き”。これは北研(ハロプロ研修生北海道)時代からよく知られているが、あの軟体動物の蛸が好きだというのだ。グッズを集めるのも好きだし、食べるのも好き。タコについての豆知識をトークで披露するのが特技だ。“タコちゃん”という愛称で呼ばれることも多い。
また、“長文ブログ”も有名だろう。どの時間帯に読まれてもいいように配慮された3種類の挨拶、前日ブログの要約と読者コメントへの所感、そして大ボリュームの本文……。これがほぼ毎日更新されているのだ。
人は、文章を書くのが苦手なタイプや、特に苦にならないタイプなどいくつかあると思うが、おそらく工藤は後者のタイプなのだろう。それに加え、性格自体も生真面目で誠実なところが、こういったブログを生み出す原動力になっているのかもしれない。
また、最近有名になってきた工藤のキャラとして“折り紙好き”というものがある。たとえばJuice=Juiceの歌衣装を折り紙で再現する動画がInstagramでアップされていたりする(参照)。今年10月に横浜のランドマークホールにて開催された工藤由愛バースデーイベントでは、入場者プレゼントの折り紙を全員分、長い期間をかけて折るということもあった(参照 )。こんなところからも工藤の誠実さ、ひたむきさを感じることができる。