『Marika’s Labo』Vol.2(前編)
伊藤万理華が新鋭ダンサー yurinasiaのオンラインレッスンを体験 キャリア紐解く対談インタビューも
yurinasiaが本格的にダンスをはじめたきっかけは「ゴリエ」
これまで様々なダンス大会で受賞経験のあるyurinasiaは、福岡を拠点に活動しつつ、Instagramフォロワーは現在5万人を超えている。二児の母であり、夫であるブレイクダンサーのAyumu gotoと共に夫婦ユニット・botanicとしても活動中。そんなブレイク中の彼女がダンスをはじめたきっかけとは?
伊藤:ダンスに興味を持ったきっかけや出会いを教えてもらえますか?
yurinasia:子どもの頃からマイケル・ジャクソンのMVを見て踊ったり、普段の生活の中でもよく自己流で踊っていました。もともと“ダンスは習うもの”というイメージが私の中になかったんです。でも、ゴリエ(バラエティ番組『ワンナイR&R』のキャラクター)の企画でダンススタジオの生徒を取り上げていて、そこでダンスを習えることを知ったんです(笑)。
伊藤:私もゴリエは見ていました! そこから始めたんですね。ご家族が音楽関係の仕事をしていたりしたんでしょうか?
yurinasia:そういうことはまったくなくて、両親は音楽を聴く専門でした。でも小さい頃から良いスピーカーで音楽を聴かせてもらったり、親に連れられてライブを見に行く機会は多くて。自然な流れでダンスを習ってみようと思って本格的に始めたんです。
伊藤:私はyurinasiaさんの自然体な雰囲気にすごく惹かれるんですが、カチッときめすぎないラフな感じはそういうところから生まれているのかもしれないですね。生徒のみなさんと一緒に踊って、その動画をアップする表現はいつからはじめたんですか?
yurinasia:私には子どもが二人いるんですけど、二人目が生まれた時に“yurinasia”というものが出来上がったんです。二人目が産まれてから、自分が活躍するべき場所になかなか足を運べなくなってしまったというか、その時の状況がけっこう身にしみて。私は自分自身が踊っている映像を見ることも好きなので、どうにか自分が踊っている姿を残したいなと思ったんです。それを旦那さんに相談して、最初はスマホで旦那さんがレッスン動画を撮るところから始まって。本当に最近ですね、コレオグラファーや振付師みたいなイメージが付いてきたのも。
伊藤:お子さんは今、おいくつですか?
yurinasia:上の子が5歳で、下の子が2歳です。
伊藤:育児と仕事の両立は大変……でも、旦那さんがダンサーということもあって、協力し合っていけるところは強みですね。
yurinasia:コロナで大変な状況になってからは特に良かったなと思いました。家族だけでダンスや映像編集などのクリエイティブができて、それを発信することもできたので。
伊藤:私は自粛期間中にyurinasiaさんのことをそういう発信から知ったので、同じように家にいる時にダンス動画を見て興味を持たれた方もたくさんいるだろうと思います。私はダンスを踊っている方々がすごく好きなので、リスペクトもしているんです。自分がそういう風に踊れるかはわからないのですが、すごく影響も受けるし、自分の表現活動にも取り入れていけたらなと思いました。なかなか難しいことだとは思いますけど。
yurinasia:発信したものから知ってもらって、今そういう気持ちでダンスをしてもらえていて嬉しいです。
【バックナンバー】
第一回:伊藤万理華がパソコン音楽クラブに聞く、表現に対する思い 新連載『Marika’s Labo』スタート
第二回:パソコン音楽クラブが伊藤万理華にビートメイクを伝授? TR-707&TB-303で人生初のDTM体験レポート
yurinasia 公式サイト
yurinasia Instagram