ENHYPENは7人の少年たちが“つながって”成長していくーーメンバーが語った“グローバルファンメイドグループ”への野望
11月30日、新グループ・ENHYPENがミニアルバム『BORDER:DAY ONE』でデビューした。彼らは、Big Hit EntertainmentとCJ ENMによるオーディション番組『I-LAND』から誕生したボーイズグループ。メンバーは、JUNGWON、HEESEUNG、JAY、JAKE、SUNGHOON、SUNOO、NI-KIの7人で、全員が2000年代生まれ。メンバーそれぞれが様々なバックグランドを持っていることも特徴的だ。本記事ではデビュー日に行われたオンラインメディアショーケースの模様をレポートする。
ショーケースの冒頭にメンバー一人ひとりが自己紹介を行ったが、スター性を放ちながらも緊張感がこちらにも伝わってきた。まずは、JUNGWONがグループ名の由来について説明。ENHYPENとは、連結記号の「ハイフン」のように、7人の少年たちが“つながって”お互いを見つけて一緒に成⻑するという意味であり、音楽を通じて人と人、世界と世界をつなげるという抱負も込められていると話した。リーダーの選抜方法については、JUNGWONとHEESEUNGが候補として挙がったが、HEESEUNGは最年長という立場からグループに貢献したいと思ったことから、最終的にJUNGWONが選ばれたという。デビュー以前から、TikTok、Twitter、YouTube、Instagram、V LIVEの5大SNSでそれぞれミリオンフォロワーを達成したことでも話題となっていたENHYPEN。そのことについてSUNGHOONは、「未熟だったが、ファンが温かく見てくれたおかげだ」と話した。また、NI-KIは、多くのフォロワーの存在を受けてより頑張るべきだと感じ、素敵なエネルギーを届けられるように、デビューの準備の励みになったということを明かした。
先輩にあたるBTSやSEVENTEENに会った時のエピソードを聞かれると、JAYは、『I-LAND』の撮影現場で、「自分自身をもっと愛して、自信を持ってほしい。これから大変な時、自ら克服し成長するにあたって、原動力になると思う」と言われたことから、常に努力するENHYPENとして頑張りたいと思ったと話した。また、SUNOOは、SEVENTEENの楽曲のカバーを直接披露した際のことを振り返り、「完璧じゃなかったけど褒めてくれた。表情の演技も重要だと言われたことが記憶に残っている」と話した。さらに、今年の目標について聞かれると、JAKEは、メンバーと良い音楽とパフォーマンスでデビューし、ファンに恩返しすることだったため、今日叶ったとのこと。また、一生に一度だけのチャンスである新人賞についても前向きな姿勢を見せた。最後に、成し遂げたい夢や目標について聞かれると、SUNGHOONは、「グローバルファンメイドグループ」と呼ばれると幸せだと話し、JAKEは、先輩を見て学んでいるが、第4世代グループとして人気があるENHYPENになりたいと話した。
デビューアルバムの収録曲からパフォーマンスも初披露された。レゲエやヒップホップの要素がある「Let Me In (20 CUBE) 」という曲は、軽快なリズムで大衆的なイメージを与えた。リード曲である「Given-Taken」は、ダークながらも、パワフルなヒップホップソング。デビューとは、与えられたものなのか、勝ち取ったものなのか。幸せや緊張が混じりある複雑な気持ちを反映しながらも、力強く踏み出す曲となっている。振付についても、エネルギッシュさと繊細な動作があり、7人でエンジンを表現したり、大きく足を蹴る振付など、世界に向かって目覚めた印象を与えた。キャッチーなポーズも振付にあるため、様々な魅力が発揮されている。