乃木坂46 山下美月の新センター抜擢は必然か? グループで築いたエースとしての確固たる地位

 2018年4月リリースの20thシングル『シンクロニシティ』から選抜に立ってきた山下は、毎年の『真夏の全国ツアー』や『BIRTHDAY LIVE』、アジアでの海外単独公演、さらに年末の音楽特番で忙殺の時を過ごしながら、乃木坂46の空気を人一倍に感じ取ってきた。

 『乃木坂工事中』でのコメントや放送の2日後にSHOWROOMで配信された『のぎおび⊿』の山下から伝わってくるのは、「一致団結」という白石の卒業発表時期からグループがより強く纏っている温かな空気感と先輩や同期との絆。フロントメンバーに並ぶ同期の梅澤美波と久保史緒里、信頼する先輩の生田絵梨花と齋藤飛鳥は、山下にとって心強い存在。一人で背負いすぎずにほかのメンバーに身を委ねられるというのも覚悟の一つ。何事にも全力投球で挑んでいた山下にとっては大きな成長だ。山下が願う、ファンにとって幸せで日常の一部であれる乃木坂46像というのも、これから彼女が体現していくセンターであり、グループが、山下が作り出していく新たな未来である。

■渡辺彰浩
1988年生まれ。ライター/編集。2017年1月より、リアルサウンド編集部を経て独立。パンが好き。Twitter

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「コラム」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる