Girls²、“憧れの存在”として頼もしい成長が感じられる「大事なモノ」 lovely²含めた13人でのパフォーマンスも見どころに

 もうひとつの表題曲「#キズナプラス」は、“カワイイ”文化の発信地である原宿竹下通り初の公式イメージソングだけあり、カラフルかつ華やかなMVやダンスも含めて“カワイイ”に振り切った楽曲となっている。耳に残りやすいメロディがキャッチーな一方、サビの印象的なドラムンベースや突き抜けるようなシンセ音、MVで見られる実年齢に即しつつも個性的なファッションなど、随所で“甘辛MIX”なテイストが感じられるのは、やはり原宿文化を意識してのことだろうか。リズムに乗ってはじけるような楽しさがある歌詞もまっすぐな友情について歌っており、メンバーとほぼ同世代の中高生にとって共感しやすい内容になっている。なお、実際の竹下通りでは現在も様々なコラボレーション企画が続いており、通り沿いがフラッグや横断幕などでGirls²一色に飾られているほか、店舗でのグッズ販売なども行われている。

Girls² - #キズナプラス(#KizunaPlus)

 そして表題の2曲のほか、「HERE WE GO」もMVが一部公開されている。こちらはリズミカルなサウンドとラップが多く含まれたメロディラインが特徴で、「カワイイなんて自分次第」というコンプレックスからの解放が歌われており、前向きなパワーに溢れた楽曲だ。MVも「#キズナプラス」のガーリーな雰囲気とはまた異なり、トレンドのダスティブルーで統一感を出した「WE GO」テイストのファッションが印象的で、躍動感溢れるダンスも含めて全体が“カッコイイ”寄りの内容になっている。

 10代らしいフレッシュな魅力はそのままに、よりバリエーション豊かな楽曲でグループとしての成長を示したGirls²。可能性に溢れた9人のエンターテイナーに、今後も注目していきたい。

Girls² - HERE WE GO YouTube ver.

■日高 愛
1989年生まれの会社員。

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