関ジャニ∞、シングル『Re:LIVE』に詰め込んだファンへの愛と絆 苦労と努力で関西ジャニーズの道を開拓

 Eighterから寄せられた言葉を共有するメンバー。海外のEighterからのメッセージ、そしてこの2年であることを胸に刻んだEighter……メンバーに勝る勢いとユニークさを併せ持ったEighterの言葉に泣き笑いした。ファンの気持ちを理解し、また自らも過去を振り返るなど、総ざらいのような一幕があった。こんな風に何でも話してくれることの信頼感と言ったらない。

 歌詞には〈あの日々無くして、今はない〉という一節がある。どんな過去も背負って、何度でも立ち上がる彼ら。メンバーとファン、そう簡単にはほどけない固結びした糸……どころか綱のようなイメージだ。

 デビュー前から様々なことを乗り越えてきた関ジャニ∞。出演番組などでもよく語っているが、ジャニーズJr.時代からの東・西の待遇の差などのエピソードも笑いに変えてきた。歌にダンス、楽器演奏、ボケたりツッコミを入れたりのトーク、コントに女装だって厭わない。楽しんでもらおう、笑って楽しんでなんぼと言わんばかりのたくましさがある。

 彼らの苦労と努力で開拓してきた関西ジャニーズの道には、いまたくさんの後輩たちが続いている。7月28日からスタートした『Johnny's DREAM IsLAND 2020→2025 ~大好きなこの街から~』では、初となる関西ジャニーズ勢が集結し、ライブ配信を行った。後輩を導きつつも、一番楽しそうだったのが関ジャニ∞兄さん。テンションが高い村上にはどれだけ笑ったか。また、大倉が後輩グループのプロデュースを手掛けるなど、関西ジャニーズがまた一つ大きくなろうとしている。

 まだ気の抜けない日々が続くが、不安な時期に伴走するように存在し、こんな時こそ楽しみを見出そう、前向きに! と気持ちを底上げしてくれた関ジャニ∞。〈悲しみを終わりにして〉という言葉を受け取り、Eight × Eighterのただならぬ団結力と熱を、疾走感あふれる音に乗せて、いつか夢の舞台へ。

■柚月裕実
Web編集者/ライター。企画、担当編集、取材・執筆してます。
日本の男性アイドルの頑張りを見ては涙する30代。
始まりはSMAP中居さん。 KAT-TUN、NEWS中心の事務所担。年中HDDの整理と原稿書きに追われています。

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