「あくにゃんのヲタク保健室」第2回

あくにゃんに聞く、推しのために今ヲタクが家でできること 「“いいね”やコメントでSNSに反応」

雑誌の返信ハガキは超重要!

ーー日本ではどうでしょう?

あくにゃん:日本で言うと、若干の課金というか有料にはなるんですけど、重要だなと思っているのが、雑誌の返信ハガキ。実際ファンがものすごく多くなくても、ハガキを送ってくるファンが多くて、そのモデルはずっと起用され続けたという話も聞いたことがあって。フォロワー数とかもありますけど、実際に雑誌を買って返信ハガキを送る人がどれだけいるかもまだ見られているようです。それは今、活動お休み中の期間でも書けるので、いいんじゃないかなと思います。編集部の人が直接見ないで、第三者機関が数値で送っている場合もあると聞いたことがあるので、熱いことを書くというよりは、とりあえず名前を書いている人数が多いところを見せつけるのが大事なのかも。ジャニーズJr.の場合、「Jr.大賞」という年に1回雑誌で開かれる投票形式の企画があって、ファンの熱量が高いと、普段あまり露出が多くないメンバーが上位に入ることもあるんですよ。その子が、毎回投票してくれるファンがいるからJr.をやめないでいる、と言っていたので、ハガキってかなり重要だなと思って。切手を貼らなくても送れるものもあるから、結構送ってます。

 ちなみに僕も、自分が雑誌に出た時とかに、自分で書いて送るんですよ。そうすると、自分のチェキが当たることがあって(笑)。送ってみると、意外とプレゼントが当たることもあるからオススメです。僕のことを応援してくださってる方が、大学卒業の時にアルバムを作ってくださって。今まで当たったチェキのコピーが貼ってあるページがあって、30枚くらい持っていたんです。限られた人が取り合っているような感じだと思うので、そこに参入すると意外と当たる。しかも推し的にも嬉しいし、編集部の人も「また呼ぼう」ってなるから、いいことしかないんじゃないかな。

ーーアイドルの中にはSNSでのエゴサーチは絶対しないという人もいますが、雑誌の意見だったら、ダイレクトに届きやすいかもれませんね。

あくにゃん:あと、「こういう企画をしてほしい」って書ける雑誌もあるから、そうするとファンが求めてるものが分かるし、いいんじゃないかな。だって、どう考えても推しのことはファンの方がわかってるじゃないですか。やっぱり参考にしますか? 僕の知り合いの編集部の人は、企画が当たったかどうか、SNS上で跳ねてるかとかエゴサしてますけど。

ーーそうですね。この企画当たったなとか、この切り口がファンの人は好きなんだな、と常に試行錯誤しています。Twitterのリプライで意見をもらう場合もありますし、メールとかで感想が来ると「やって良かったな」とすごく感じます。

あくにゃん:逆に反応がないと「熱量低いのかな?」と思っちゃいますよね。ハガキが無いWebメディアに対しても、今はリプライとかもできますからね。あと、今の時期は推しに会えないから手紙を書くという人もいるのかな。僕は推しから手紙の感想を聞きたいタイプなので、2日連続で公演に入る時の1日目に渡すんですけど。

ーー手紙も一つですね。ちなみに、これまでプレゼントした中で喜ばれたものは何でしたか?

あくにゃん:イヤホンが一番反応が良かったかもしれません。自分では買わないくらいの高価なイヤホン。空港までお見送りに行った時に「使ってるよー」みたいに見せてくれて、「推しの体内に流れる音楽は俺のイヤホンからだ!」という気持ちになって、湧きましたね! ヲタクにもちょっとリッチなものをプレゼントする人と、日用品をプレゼントするのが好きな人に分かれます。今だとトイレットペーパーとかティッシュ、マスクを送る人もいて。今まで入浴剤やフェイスマスクシートを送ってた人が、今はコロナ対策でマスクをあげているみたいです。

ーーマスクはうれしいですね。

あくにゃん:布マスクが2枚配布されるのも、世間的にはあまり評判が良くない部分もありますが、「推しとおそろのマスク」って喜んでる人がいて(笑)。夏場だと汗をかくので、汗拭きシートとかを送りたいですけど、アイドルが「あれ、俺って臭いのかな?」と気にしちゃうから、匂いを打ち消す系じゃないものが良いかなと思います(笑)。冷えピタとか、あくまでも冷たさに特化したもの。あと、アイマスクはすぐいっぱいになっちゃうので、パックや入浴剤は当たり障りないし、すごくいいんじゃないかなと思います。

今回の結論

お家でもできることは、「いいね」やコメントで推しのSNSに反応することですね! そして、時間がある人は、ぜひ雑誌の返信ハガキを書いてみてください。推しの出番や企画が増える可能性もありますし、熱量のあるファンがいることを見せるいい機会かなと思います。

■あくにゃん
『ヲタクをするために生きている』をモットーに
ジャニーズや、韓国アイドルをこよなく愛する“ちょろヲタ系”YouTuber
日本全国だけでなく、海外にまで応援しに行く姿がSNS上で話題に。
公式YouTubeは『あくにゃんちゃんねる!』
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