26thシングル『ソーユートコあるよね?』インタビュー
SKE48 髙畑結希&北川愛乃、初選抜で実感する喜びとプレッシャー「常に新しいSKE48でい続けなきゃいけない 」
SKE48の新シングル『ソーユートコあるよね?』が1月15日に発売。須田亜香里がセンターを務め、髙畑結希(チームE)と北川愛乃(チームS)が初選抜メンバーに選ばれた。
北川愛乃は2016年に8期生として加入。極真空手経験者で運動神経も高く、ダンスやコスプレ、プラモデルなど多方面に趣味を持っている。はたごんの愛称で親しまれる髙畑は、2015年に7期生として加入。OLを経てアイドル活動をはじめ、24歳で初選抜入りというSKE48の初選抜最年長記録を達成した。
同期が選抜に入っていく中、これまでは不安や焦りを抱いていたという北川と髙畑。そんな彼女たちにとって初選抜入りはどんな意味を持ったのか。お互いへの印象や須田亜香里への憧れを含め、今回のシングルにかける熱い思いを語ってもらった。(編集部)【最終ページに読者プレゼントあり】
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嬉しさと不安といろんな感情が溢れてきました
ーーまずは、初選抜に選ばれた心境はいかがですか?
北川愛乃(以下、北川):SKE48の選抜メンバーにずっと憧れていて、加入してからは「絶対に選抜に入るぞ」と心に決めていました。与えられたものを精一杯やっていくだけではなくて、自分なりに企画を考えたり、ファンのみなさんが喜んでくださることを常に考えて行動してきたんですけど、それでも選抜にはなかなか届かなくて。どうしたら前に進めるんだろうと悩んでいた時期に、選抜発表があったので、ドッキリだと思うくらいに信じられなかったです。MV撮影が始まって、徐々に実感が湧いてきて。嬉しさと不安といろんな感情が溢れてきました。これからもっと頑張らなきゃって、意識も高まったり、今は本当に幸せな気持ちでいっぱいです。
髙畑結希(以下、髙畑):私はSKE48に20歳で加入して、今回24歳で初選抜に入ることが出来ました。24歳で初選抜というのは、SKE48の中では卒業された秦(佐和子)さんが22歳で選抜に入った最年長記録を更新することができたので、その面でもすごく嬉しいです。こうした取材やMV撮影が終わった後に、段々と選抜に入った実感と嬉しい気持ちが溢れてきています。アイドルを目指したのも20歳を超えてからだったので、この初選抜をきっかけに、これから何かを目指している方に希望を持ってもらえるような人になれればいいなと思っています。
ーー髙畑さんは7期生、北川さんは8期生として、同期が先に選抜に入っていく悔しさもあったのではないかと思います。
北川:それはすごくありましたね。選抜メンバーが新曲を初披露するのが劇場公演なんです。公演の最後に披露する時は、選抜以外のメンバーが裏に捌けてモニターからその様子を見ているんですけど、シングルが出る度に同期が入っていくと悔しくて。
髙畑:私は、最初に同期から後藤楽々ちゃん、小畑優奈ちゃんが選抜に入った頃は、まだ自分に自信もなくて、羨ましいなというだけだったんですよ。でも、ここ1、2年で7期生から浅井裕華ちゃん、末永桜花ちゃん、野島樺乃ちゃんが立て続けに選抜入りしたことで、自分も早く入りたいという気持ちと、24歳というのもあって焦りが募ってきて。段々と先輩たちが卒業していく中、私も先輩みたいになりたいと思うようになりました。
ーー初選抜ということで、メンバーから声をかけられたりもしましたか?
髙畑:須田亜香里さんは、同じチームで一緒にいることも多いんです。須田さんは私にいつも「今を楽しんで欲しい」と言ってくれていて。須田さんも、今回10年目にして初センターということで、「今がすごく楽しい」っておっしゃっているんです。「はたごん(髙畑)も、初選抜というのは一度きりしかないことだから、今の期間を思いっきり楽しんだもん勝ちだよ」と言われたので、自分もその通りだなと、今を思いっきり楽しもうと思っています。
北川:竹内彩姫さんとは、舞台『刀使ノ巫女』からすごく仲良くなって、どこにいても私に話しかけてくれる優しい先輩なんです。今回のMV撮影では、彩姫さんが話しかけてくださったことによってほかのメンバーとも話すことができたり、「先輩に話しかけなよ」って後押しもしてくれたので助けられました。
ーーお2人とも、グループ加入から3、4年が経っているわけですが、今回の初選抜で注目を集めるのかなと思います。改めて、自分をアピールするとしたらいかがですか?
髙畑:元OLからアイドルになったというのは自分の武器でもあるし、AKB48グループにもあまりいないと思っています。個人的には、落語が好きでハマっています。話すことやMCが苦手だったんですけど、2年前のSKE48のコンサートで初めて落語に挑戦して、それをきっかけに話すことに挑戦してみたいと思うようになりました。今では「ささしま落語」というイベントのアシスタントMCをさせていただいていたり、寄席に落語を聞きに行ったりして、日々勉強している最中です。落語ファンの方にも、SKE48というアイドルを知ってもらえればと思っています。
北川:絵を描くことが好きなんですけど、その絵がいろんな方から“画伯”とか“ピカソ”とか呼ばれているんです……(笑)。最近では、その絵がお仕事に繋がっているので、嬉しいですし自信がつきました。あとは、お父さんの影響でガンプラが好きで、『オラザク』(日本最大級のガンプラコンテスト)で入賞した作品もあります。頭部だけのプラモデル「ザクヘッド」を素組みするだけじゃなくて、実際に改造して自分なりに仕上げたりしています。ほかにも、極真空手をやっていたので負けず嫌いですし、全力で一生懸命にやるというSKE48が大好きなので、その心はずっと忘れずにいたいですね。
(髙畑は)すごく安心するし、ポンコツなところもいい
ーー髙畑さんから見た北川さんはどんな人物ですか?
髙畑:見た通りの、ザ・真面目で。でも、本人は抜けているというか、カタカナが書けないんです(笑)。文章はちょっと……。
北川:SKE48に入る前までは勉強を頑張っていたんですけど、入ってからはSKE48に力を入れていたので……(苦笑)。
髙畑:あとは、チャームポイントの髪の毛はSKE48で一番長いと思います。
北川:踊っている時に髪の毛がフワッとなるのが好きという方がいるので、髪の毛はチャームポイントとして大事にしています。
ーーでは、北川さんから見た髙畑さんはどうですか?
北川:はたごんさんは、私と似ているなと感じます。何事にも一生懸命なんですよ。
ーー髙畑さんは、納得言ってない表情ですけど(笑)。
髙畑:いえいえ! 一生懸命です(笑)。
北川:SNSも毎日更新していたり、ファンのみなさんを大切にされているなと感じています。落ち着いていて大人っぽいから、すごく安心するというか。
髙畑:へぇー!
北川:でも、ポンコツな部分もあって(笑)。メンバーからもポンコツと言われていたり、エピソードがありすぎてちょっと分かんないんですけど。
髙畑:ちょっと(笑)。自分でもありすぎて分かんないんですよね。
ーー最近あったポンコツエピソードを聞かせてもらえますか?
北川:一緒に初選抜になったので、ファンのみなさんにSHOWROOMでお礼配信をしたんです。手打ちうどんを作ったんですけど、はたごんさんは香川出身でうどんが好きなのでレシピを任せたんですよ。携帯でレシピを調べてくださっていたんですけど、その携帯を使って配信をしちゃったので、レシピが見れなくなっちゃって(笑)。
髙畑:でも、配信を切れなくて、感覚で作ろうってなって。だいたい、勘で作って出来ました。
北川:出来たのでびっくりなんですけど、そんなポンコツなところがいいのかなって。
ーー愛されキャラですね(笑)。
髙畑:キャプテンの斉藤真木子さんには怒られています。「ほんま、髙畑そういうとこあるよね」って。この曲の題名を聞いて、真木子さんにいつも言われている言葉だってハッとしました(笑)。