『ソーユートコあるよね?』インタビュー

SKE48 高柳明音&日高優月&荒井優希&大場美奈&熊崎晴香 インタビュー 卒業と継承の世代交代が進むグループの現在地

 SKE48の26枚目となる新シングル『ソーユートコあるよね?』(1月15日発売)は、10年越しに須田亜香里がセンターに抜擢されたほか、カップリングには今回選抜から外れた松井珠理奈のソロ曲「Who are you?」や、高柳明音の卒業ソロ曲となる「青春の宝石」が収録されるなど、グループにとって大きなトピックが重なる一枚となった。

2020/1/15 on sale SKE48 26th.Single c/w 高柳明音「青春の宝石」MV(special edit ver.)

 昨年10月に卒業発表した高柳明音は、SKE48の2期生として2009年4月から活動をスタート。SKE48の中心人物としてグループを牽引し、約11年のアイドル人生に幕を引く。「青春の宝石」の歌詞には、これまでのアイドル人生の思い出を振り返り、そのすべての日々が宝石であったという彼女の心境を代弁するようなメッセージが込められている。

 今回、高柳明音(チームKII)、日高優月(チームKII)、荒井優希(チームKII)、大場美奈(チームKII)、熊崎晴香(チームE)の5名にインタビュー。世代交代が進むSKE48における後輩メンバーの活躍と高柳明音の卒業、そしてグループのこれからについて語ってもらった。(編集部)【最終ページに読者プレゼントあり】

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「毎回おめでとうと言ってもらえるのが嬉しい」(大場)

【左から】日高優月、大場美奈、熊崎晴香、高柳明音、荒井優希

――若手の突き上げも感じられるSKE48で、選抜を死守できた気持ちから教えてください。

高柳明音(以下、高柳):死守か。確かにここのみんなは死守しているんだよね。

日高優月(以下、日高):はい。やっぱり素直に嬉しかったですね。選抜になれるかどうかって、何回経験してもソワソワするものなんです。それにファンの方も「選ばれると思ってたよ」って言ってくれるんですけど、発表されるまではソワソワしていると思うんですよ。だから、ファンの方にまた嬉しい報告が出来るな、早く安心させたいなって思いました。

荒井優希(以下、荒井):選抜に入ったと聞いて、ホッとしてくれたファンの方も多かったようですし。なので、これからは焦らせないくらいの立ち位置にならないとなって。

――発表の段階ですでに思っていたと。

荒井:そうですね。もっと頑張りたいって思いました。

熊崎晴香(以下、熊崎):私は、選抜はもちろんなんですけど今回はじめてフロントに立つことができたんです! それがとにかく嬉しかったですね。こういうところで、少しずつファンのみなさんに恩返しできていると思うので、今回の新曲も力いっぱい頑張っていきたいと思います。

高柳:私は「青空片想い」(2ndシングル曲/2010年)以降、10年死守できてよかったなと思います。毎回嬉しかったのは確かだし、ありがたい気持ちでいっぱいでした。今は、25枚ぶんの力を胸に頑張ってきたなという思いでいっぱいですね。

大場美奈(以下、大場):選抜って、毎回同じ基準で選ぶとは限らないじゃないですか。ずっと言っていることなんですけど、基準がガラッと変わって「若手から選ぼう」となったら、私は絶対に入らないから。なので、毎回おめでとうと言ってもらえるのが嬉しいです。ファンの方がそういう感覚でいてくれているのもありがたいなと思いますね。

――今回は、7期生の髙畑結希さんと8期生の北川愛乃さんが初選抜となりました。熊崎さんは、髙畑さんとは所属チームが同じで北川さんとは舞台『SKE48版「ハムレット」』で共演しています。近くで見ていてどんなメンバーだと感じていますか?

熊崎:2人とも、自分のプロデュースがうまいなと思います。あまり人がやらないことを、自分から進んでやっていく印象ですね。例えば、愛乃ちゃんはSHOWROOMや握手会でコスプレをして工夫を凝らしているし、はたごん(髙畑)もSHOWROOMを積極的にやっていてファンの方との絆が強いんですよ。継続してコツコツやってきたからこそ、結果がついてきたんだなと思います。

高柳:最近、『SKE48 ZERO POSITION~チームスパルタ!能力別アンダーバトル~』という番組の「ド根性ゼロポジ」企画で、ドラフト1期生以下のメンバーが根性で勝ち残っていく勝負企画をやったんですけど、2人はすごかったんですよ。意地でも残ってやるっていう気持ちが。もう、感動するレベルでした。

――選抜に選ばれるのも納得というか。

高柳: もう最終結果まで放送されていますが、2人は2~3分涙を流しながら耐えていましたから。選抜に選ばれたからこそ「残りたい」という気持ちもあったんだと思います。盛り上がったのも2人がきっかけだったし、何か持っているなと思いました。すごかったのでぜひ観て欲しいですね。

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