EXILE 橘ケンチ、新政酒造とのコラボ日本酒「陽乃鳥橘」に自信 「予想を裏切るレベルでおいしい」

 新政酒造の蔵人について話題が及ぶと、「杜氏の責任者の植松は30歳で若いが、酒造りがうまい」と佐藤。「口数が少なくて、俺の背中を見て盗めというやり方。誠実で嘘をつかない」と人物像に関しても太鼓判。橘も「娘の婿に来たら喜ばれそうな人ですよね」と称賛した。さらに佐藤は「杜氏は酒造りがうまいだけじゃなく、人格者でなくちゃいけない。心技体が揃っている横綱みたいな人物がいい」と持論を語った。また、「うちの蔵には面白いやつも結構いたが、ついてこれなくてやめてしまったりもする。でも、この業界で活躍してくれたら顔が見られる」とも。実際に、橘は全国各地の酒蔵を巡る中で新政酒造出身の蔵人と出会うことも多いという。先代からの手法を守り続ける酒蔵も多い中、次々と新しい手法に挑戦する新政酒造に対し、橘は「消費者目線では、酒造りはちょこちょこ変わっていっていいと思う。僕らEXILEも常に新しい曲をリリースしていかなければいけない」とリスペクトを表した。

 今年、コラボ日本酒を3本リリースした橘。松本酒造(京都府京都市伏見区)との「守破離橘(しゅはりたちばな)」、白糸酒造(福岡県糸島市)との「橘六五(たちばなろくじゅうご)」、新政酒造との「陽乃鳥橘」のすべてに「橘」の印が付けられている。「”橘”が全国に広がっていくようにという狙いがあり、販売店もこだわって選ばせてもらった」と言い、それぞれ関西圏、九州圏、関東圏に強い酒販店と組んだという。「陽乃鳥橘」でタッグを組んだ「IMADEYA」は、「小さな千葉の酒販店から営業力で会社を大きくしていったことに感銘を受けた」ことから決めたそう。佐藤も「さっき地下のIMADEYAさんを見に行ったらお客さんがたくさんいた。店長に聞くと前年比でも売り上げも伸びている」と感心した様子。ミシュランの星を獲得しているなど食通が通う飲食店などで提供される予定で「僕もお忍びで行こうと思っています。(陽乃鳥橘の完成がうれしくて)カウンターで泣いているかも」と橘。

 最後に「僕は酒造りの素人なので毎回蔵人さんに助けられながらつくれている。逆に蔵人さんには、橘ケンチが来るならこういうお酒にトライできるかもしれないとか、ちょっと違った冒険をしてもらえたら理想的」と話した橘。「これからも日本酒ファンとLDHを応援してくれる方々がクロスオーバーする活動を続けていきたい」と意欲をにじませた。

 「陽乃鳥橘」の一般販売は12月7日から。店頭販売はIMADEYA GINZA(東京都中央区銀座・GINZA SIX地下2階)のみ。シリアルナンバーが入れられ、製造本数は限定1180本でIMADEYA GINZA店頭での販売数はさらに限られることとなる。酒販店店頭予定価格は5000円(税抜)。

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