EXILE ÜSA、『EXILE CUP 2019』決勝大会で子どもたちにエール「笑顔に心がグッと来ました」

 LDH JAPANが主催する、小学生のフットサル大会『EXILE CUP 2019』決勝大会が15日、愛媛県今治市のありがとうサービス.夢スタジアムで行われた。大会には、EXILE ÜSAやE-girls/スダンナユズユリーの武部柚那、Happinessの川本璃、MABUなど、LDH所属アーティストが応援に駆け付け、子どもたちにエールを送った。

 小学4年生から6年生を対象にした『EXILE CUP』は、子ども達の夢を応援するために、LDHが社会貢献活動の一環として2010年からスタート。今年で10回目を迎えた本大会は、全国から過去最多の579チーム、5,017人の子どもたちが参加。決勝大会では、全国9地区12会場で行われた予選大会を勝ち抜いた強豪が、日本一の座をかけて白熱した試合を繰り広げた。

 開会式にて、本大会のスペシャルサポーターを務めるÜSAは、レベルが高いチームが集結していることに触れ「優勝したい人!」と選手たちを鼓舞。「練習の成果を出し切って悔いのないように」と期待を込めた。また、本大会のアドバイザーでFC今治のオーナーでもあるサッカー元日本代表監督・岡田武史氏は、開会式の後に開かれた囲み取材にて、大会が10年間続いていること、年々レベルが上がっていることを賞賛し、「LDHがある限りEXILE CUPは不滅です」と断言した。

 ÜSAが考案したエクササイズ「ダンス体操」を出場者ら全員で行った後、予選リーグへ。Aブロックでは、香川真司選手が小学生時代に所属していたクラブチーム・センアーノ神戸ジュニアが全勝で1位に、FCヴォルティーダ沖縄ジュニアが4勝1敗で2位に勝ち上がった。一方のBブロックでは、昨年優勝のディアブロッサ高田FCを破り決勝大会に進出した宝塚CABO夢チャレンジが3勝2分0敗で1位に輝き、フウガドールすみだエッグスが3勝0分2敗で2位となり、決勝トーナメントへと歩を進めた。

 決勝戦は、両ブロック1位同士のセンアーノ神戸ジュニアと宝塚CABO夢チャレンジといったカードに。前半は激しい攻防戦の末、0対0のドロー。後半、センアーノ神戸ジュニアが相手チームの一瞬の隙をつきゴールを決める。流れを掴んだセンアーノ神戸ジュニアは、カウンターで空いたゴールに2点目を押し込み、そのまま優勝を勝ち取りヨーロッパ夢者修行の切符を手にした。なお、3位決定戦はフウガドールすみだエッグスが、FCヴォルティーダ沖縄ジュニアを相手にコーナーキックからのボレーシュートを決め、白星をあげている。

 決勝戦の後には、ÜSAが監督を、ビーチサッカー日本代表監督のラモス瑠偉氏がキャプテンを務める、武部柚那や川本璃、MABUらLDH所属アーティストたちによる合同チーム・TEAM OKADAと、決勝トーナメントに出場した子どもたち14名による選抜チームのフレンドリーマッチも開催。試合開始直後には、MABUが2連続で華麗にシュートを決め、会場を沸かせる。TEAM OKADAの巧みなパス回しに翻弄される選抜チームだったが、懸命にゴールを狙いに行く姿勢に観客席からも大きな歓声が上がっていた。ほかにも、ラモス瑠偉氏のユニークなプレイが飛び出すなど会場全体を楽しませながら、和やかに前半戦は2対0で終了。後半戦には選抜チームがカウンターで1点をねじ込むものの、そのまま試合は終わりを告げ、2対1でTEAM OKADAの勝利となった。

 フレンドリーマッチ後に行われた囲み取材でÜSAは、「夢を持って頑張っている子どもたちが本気でボールを追いかける姿や涙、笑顔に心がグッと来ました。これからも子どもたちが夢を持てる場を継続して作っていきたいなと思います」と10回目の大会で改めて感じた手応えを述べる。ラモス瑠偉氏は「今年は上手なキーパーが増えた。それを見ていると嬉しいね」と子どもたちが日本代表選手として活躍する未来に期待を込めた。さらに、ラモス瑠偉氏は閉会式でも有望なキーパーの話題に触れ、宝塚CABO夢チャレンジのキーパーを始めとしたお墨付きの選手2名に直接ユニフォームを手渡し、夢のバトンを繋いだ。

(取材・文=渡辺彰浩)

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