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WINNERやテミン楽曲から学べる“生きた韓国語” NICE73が教える、K−POP歌詞の読み解き方

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 タワーレコードによる次世代のエンターテイメント人材を育成するプロジェクト、タワーアカデミー。その夏休み特別講座として、K-POPイベントのMCや作詞・作曲家として活躍するNICE73を講師に迎えた『NICE73のK-POPでハングルを学ぼう!』が8月23日にタワーレコード渋谷店で開催された。ここでは講座終了後に行ったNICE73へのインタビューを交えて、K-POPの歌詞の特徴や日本語詞との違い、その文化的背景などについて見ていきたい。

NICE73

 受講者の歓声に迎えられ、「皆さんこんばんは~! アンニョンハセヨ!」と元気よく登壇したNICE73。「韓国語を話せるようになるには韓国人の友達を作ることが大事だが、日本人の友達ですらイチから作るのは大変なこと。でも皆さんには、大好きなアイドルという友達がいる。サイン会などで推しに会ったときに、何か一言でも韓国語で伝える。それだけで一歩を踏み出せると思うので、今日はそんな言葉を一緒に勉強していきたい」と本講座の目的を明らかにした。

 前半の40分は韓国語の発音と抑揚について。自然な韓国語を話すためには最も重要であるという抑揚のポイントや、日本語にはない母音や子音の発音をひとつひとつ確認していく。また日本語は音域がHIGH、韓国語はLOWな音であることが多いとし、声の出し方を変えるだけで韓国語らしく聴こえ、伝わりやすくなると説明。「あぁ~とあくびをするときのような音で、下の方から広く音を出すイメージが大切」というわかりやすい解説に、受講者もうなずきながら耳を傾けていた。韓国人の歌の上手さにもこの声の出し方が関係しているといい、「韓国語は胸に声を響かせて話すことが多く、そのおかげで喉を開いた音を出すことに慣れている。そのため、歌うときの響きにも良い影響があるのではないか」とNICE73は分析する。

 そして本講座のメインである、K-POPを用いた韓国語講座の時間へ。この日は3曲のK-POP楽曲を取り上げたが、1曲目に選んだのはPRODUCE 48(IZ*ONE)の「We Together」。IZ*ONEを生んだ日韓合同オーディション番組『PRODUCE 48』の最終課題曲である。韓国語タイトルは「これからよろしくね」で、題名から歌詞まで日常で使える表現が多く含まれている。その中でも歌詞に出てくる「昨日」「今日」などの単語を使い、サイン会でK-POPアイドルからよく聞かれる「(韓国に)いつ来たんですか?」という質問に答えてみようという試みが行われた。NICE73いわく、K-POPにはこのように日常の韓国語を学べるストレートな歌詞が多いという。「J-POPはAメロ、Bメロ、サビ、Aメロ、Bメロ、サビと全部歌詞が違うが、K-POPはサビの歌詞がひとつしかない。逆に韓国の人は、なぜ日本はサビでこんなに歌詞が変わるのかと疑問に思う。そして詩的な比喩が少なく、話し言葉や日記を読んでいるような歌詞が多いので、生きた韓国語を学びやすい」と話した。

 またK-POPのサビの歌詞の特徴については、日常生活でよく耳にする韓国語を使うか、耳馴染みのいい外来語や韓国語のフレーズを使うか、大きく2つのパターンに分かれるという。「VIBEというアーティストが2006年にリリースした『酒よ』という曲は、『毎日酒だ』という男性がよく言うフレーズをサビに持ってきて大ヒット。みんなが酔っぱらいながらそれを歌っていた。逆にTWICEの『FANCY』のような、耳馴染みがいい単語をサビに落とし込むという手法もある」と語る。近年は後者がトレンドといい、インパクトのある「頭が痛い」というフレーズを繰り返すStray Kidsの「Side Effects」などの曲も生まれている。

      

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