4thシングル『何もしてあげられない』インタビュー
22/7 全員インタビュー メンバーが語る、11人で踏み出す第2章のスタートとアニメ化への喜び
アニメが最終目標ではなく、これから先へ広げていきたい
ーー『ナナニジフェス 2019』で披露した新曲が今回の表題曲となるわけですが、受け取った時はどのような感想を抱きましたか?
海乃:すごく寄り添ってくれる曲だなって思いました。誰しも思っている感情、いま、悩んでいる人たちに「そういう時ってこうしたらいいんじゃない?」と勇気付けてくれる曲だと思います。
天城:「何もしてあげられない」を初めて聞いた時は〈何もしてあげられなくて〉とか〈愛なんて面倒だった〉などの歌詞がすごくパワーワードで辛い曲なのかなって思ってたんです。でも、振り付けもとても力強くて、落ちサビでも〈置いていけない〉という前向きな歌詞も入っているので、時が経つにつれて、辛い曲というよりかは、その集団の中で感じる孤独の辛さや、大切な人に対しても何もしてあげられない辛さを振り払い、気持ちを強く持って誰かのために動こうとしている強い曲なんだなって思います。
倉岡:タイトルを先に知ったので、私も暗めの曲なのかなって思ったんですけど、主人公が大切にしている人に対していろんな感情があって、ここまで悩めるのは繊細で強い子なんだろうなと感じました。歌詞で最後に〈誰かの悲しみを置いていけない〉って場所が「自分のなかでも結論出てるんやん!」って思えて好きなんです。この曲はここで終わりなんですけど、優しくて思いやりのある主人公は、きっと助けてあげられたんじゃないかと思わせられる締めですね。
花川:最初にこの曲を聴いた時、「この感情今までの人生のどこかで感じたことあるな」と思いました。なので個人的にはどこか懐かしい印象を受けました。表題曲の振り入れはカップリング曲と比べて練習する時間が多く、これまでは8人でその時間を過ごしていたのですが、今回は11人全員がいることで練習時の雰囲気が明るく優しくなったように思いました。
宮瀬:私は初めて聴いたとき、もどかしさや葛藤が歌詞に現れている気がして苦しい気持ちになりました。表現しがいのある曲というか、感情も入りやすくて気持ちも乗ってくるので、それを踏まえて初披露できればと思って『ナナニジフェス 2019』まで練習しました。
武田:ナナニジの曲って、共感できるものが多いんですよ。人に対して「何もしてあげられない」気持ちは誰しもあって、そうやって悩んでる時は明るい曲を聴いて元気を出すのも良いけど、同じ気持ちを歌ってくれた曲のほうが安心するじゃないですか。だから、聴いてくださる皆さんにも「ひとりじゃないんだ」って思ってもらえたら嬉しいです。私自身もキャラがもらえないときに「自分がいる意味ってなんなんだ」と悩まされたりもしたので、その時の自分にも聴いてほしい曲です。
ーーカップリングは4曲収録されています。
武田:「Rain of lies」は、序盤こそ暗い曲なのに、サビに行くと疾走感のある爽やかな曲になっていて。歌詞だけじゃなくて曲調でストーリーを表している感じが聴いていて面白いんです。最後の〈雨も気にならなくなってきた〉からのラストサビに入る瞬間の開ける感じとか、曲調を意識して聴いてほしいですね。
天城:(「Rain of lies」は)本当に振り入れがあってから印象がガラッと変わってより一層大好きになった曲です。一見悲しい曲に聞こえるんですが、サビは満面の笑みで踊りながらメンバー同士楽しみながらアイコンタクトを取って楽しく踊ったり、最後には降っていた雨がやんだのを表すかのような振りも取り入れているので、好きな人に裏切られながらも前向きに生きて最後には立ち直れるというハッピーエンドがある感じが好きです。
宮瀬:「とんぼの気持ち」って題名を聴いたときは「『とんぼの気持ち』ってどういうことなんだろう」って思ったんですけど、実際に聴いてみたらすごく良い歌で。一番衝撃的なのは、ラストサビの〈僕は一匹のとんぼより もっと ちっぽけな存在なんだ/本当に軽い命〉で。ズドーンって落ちて終わるんです。でも、こういう自分に目標や自信がない人って、世界をみても少なくないと思うんですよね。だから、そういう人が落ち込んでるときに聴いて心を動かされたらいいなって思います。
倉岡:「ロマンスの積み木」は曲調が昭和歌謡っぽくて、男女の熱いロマンスを歌っているんですけど、熱いようで繊細な探り合いがあるみたいな感じで。振りも昭和のアイドル感あるものが多くて楽しいんです。経験したことがないものになりきる感じがして、すごく不思議な気分でした。なんというか、FunnyじゃなくてInterestingみたいな。
花川:私は「君はMoon」がお気に入りです。大好きな高辻麗ちゃんと一緒に歌う時間、一緒にに踊れる時間がいっぱいあるからです。これから何回この曲を披露できるか分かりませんが、できればたくさん披露していきたいです。
海乃:ナナニジのなかでも幸せな方向性の曲ですね。〈君はMoon 僕はEarth〉って現実からかけ離れているかと思えば、〈僕はサラリーマンだ〉って親近感の湧くフレーズがあったりするんです。「夢は宇宙飛行士だったのに、結果的にはサラリーマンになったけど、こんなに幸せなんだ」と感じさせられたり、こんなに人を愛していることをスケールの大きな比喩で表すってすごく素敵だなと思いました。
ーー2020年1月にアニメが放送されることも決定しました。改めて22/7として今後どのようになっていきたいですか?
花川:ずっと前から決まっていたアニメ化がついに2020年1月から始まるということで、みんなでアニメに向かって全力で頑張りたいのはもちろんなのですが、TVアニメが最終目標ではなく、これから先へと広がっていけるように頑張っていきたいと思います
海乃:アニメ化されることが嬉しいんですけど、アニメになったことによってできることとして、『アニサマ』(『Animelo Summer Live』)には出たいですね。自分たちの目標の一つでもあるので。
武田:22/7になる前、アイドルを始める前の風景みたいなものが知りたいなと思ったので、その辺りが描かれると嬉しいです。
ーー確かに、ポスタービジュアルではそれに近い言葉がありますからね。
宮瀬:「アイドルになんかなりたくなかった」という言葉はいろんなことを考えさせられますよね。アニメでより深掘りされるのを楽しみにしつつ、アフレコを頑張りたいです。
倉岡:アニメの放送も決定して、注目してくださっている人が増えてるのは嬉しいですね。近いところだと、9月20日にアニバーサリーライブがあるので、まずはアニメ化のニュースで興味を持ってくれた方が、しっかりファンになってくれるように精一杯パフォーマンスします!
天城:1月のTVアニメは22/7にとって大きなターニングポイントになるものだと思っています。声優アイドルグループとして認められるにはきちんとアニメでの演技を声優として頑張りながら、アイドルとしてパフォーマンスを極めることが大切だと思うので、どちらも中途半端にならないように、各方面から22/7が応援されるようなグループになれればいいなと強く思います。
(取材・文=中村拓海/写真=三橋優美子)
■リリース情報
4thシングル『何もしてあげられない』
初回仕様限定盤Type-A&B CD+DVD 1667円+税
通常盤 CD 1111円+税
■ライブ情報
22/7「Anniversary Live 2019」
9月20日(金)マイナビBLITZ赤坂
時間:OPEN18:00 / START19:00
料金:前売り6,800円(税込)(ドリンク代別)
前売り女性エリア 6,800円(税込み)(ドリンク代別)
(C)ANIME 22/7
■握手会情報
22/7 4thシングル『何もしてあげられない』発売記念個別握手会 開催決定!!
(1) 2019年9月8日(日)東京都内某所
(2) 2019年9月28日(土)東京都内某所
(3) 2019年10月20日(日)東京都内某所
(4) 2019年11月2日(土)東京都内某所
※受付はforTUNE music HPにて
サイン入りチェキプレゼント
22/7のサイン入りチェキを3名様にプレゼント。
応募要項は以下のとおり。
■応募方法
以下、いずれかのチェキをプレゼントいたします。
(1)海乃るり、宮瀬玲奈、西條和、倉岡水巴、宮瀬玲奈
(2)高辻麗、武田愛奈、涼花萌
(3)白沢かなえ、帆風千春、花川芽衣、天城サリー
リアルサウンドの公式Twitterをフォロー&本記事ツイートをRTしていただいた方の中から抽選でプレゼントいたします。当選者の方には、リアルサウンドTwitterアカウントよりDMをお送りさせていただきます。
※当選後、住所の送付が可能な方のみご応募ください。個人情報につきましては、プレゼントの発送以外には使用いたしません。
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<応募締切>
2019年9月3日(火)まで