赤頬思春期が語る、“感性”を信じたユニットの音楽性と日本デビューへの思い

赤頬思春期が語る、“感性”を信じたユニットの音楽性と日本デビューへの思い

 人気曲「宇宙をあげる」など、韓国内の音楽ストリーミングチャートで1位を記録し続け、1億ストリーミングを超える楽曲を7曲保有するなど“音源女王”の異名を持つ韓国の女性デュオ・赤頬思春期(BOL4)。彼女たちは全曲日本語詞に生まれ変わらせた日本デビュー盤『RED PLANET (JAPAN EDITION)』を6月5日にリリースしたばかり。その後、大阪と東京で行ったショーケースライブは大成功。今夏、『SUMMER SONIC 2019』への出演も決定するなど、日本でも人気急上昇中だ。自ら詞曲を手がけた、女子の気持ちを鷲掴みする歌詞世界やアコースティックでハートフルなサウンドについて、来日中のアン・ジヨン(1995年生まれ/メインボーカル)とウ・ジユン(1996年生まれ/ギター、ベース、サブボーカル、ラップ)に話を聞いた。

[MV] 赤頬思春期(BOL4) – 宇宙をあげる

純粋な感情のこもっている音楽をやりたい(アン・ジヨン) 

ーー2人はどうやって出会って赤頬思春期を結成したのですか?

アン・ジヨン(以下、ジヨン):ジユンちゃんとは高校の時のクラスメイトでした。名前が近いので出席番号も近くて、一緒になることが多かったんです。ジユンは面白い人で、そんなきっかけで親しくなりました。お互いの夢の話をしていたら、音楽活動という同じ夢を持っていたんです。しかも、ジユンは活動的な子で、すでにバンドをやっていたんです。そこに、歌が好きだったわたしが後からボーカリストとして入りました。

ーー学生時代、お互い第一印象はどんな感じだったんですか?

ウ・ジユン(以下、ジユン):ジヨンちゃんは、きちっと整えた髪型をしていて、とっても優しかったです。

ジヨン:ジユンちゃんは、ショートカットで大きなメガネをかけていました。洋服も、目玉が描かれているようなカワイイのを着てましたね(笑)。

ーー気になりますね(笑)。ユニット名、赤頬思春期は変わった名前ですが、名前の由来は?

ジヨン:高校生の頃に作った名前で、当時、わたし達は思春期だったので“思春期”という言葉が入っています。と、同時に思春期のような率直で純粋な感情のこもっている音楽をやりたいという思いもありました。そこに、可愛らしい“赤頬”というイメージを重ねてみました。

ーー日本でK-POPというと、TWICEやBLACKPINKなど、歌って踊れるダンスグループを思い浮かべる人が多いのですが、アコースティックなデュオである赤頬思春期は、自分たちで曲も作っていて驚きました。韓国の中ではどんな存在なのでしょうか?

ジヨン:私たちは、赤頬思春期がジャンル名だと思っています。どちらかといえば、シンガーソングライター系なのでポップな歌詞やメロディをリスナーと一緒に楽しんで、その結果、癒しや共感で繋がれたらいいなって思っています。

ーーアコースティックでポップな印象がありつつも、トラックのビートの跳ね方など、ヒップホップ的というかダンサブルな隠し味を感じました。

ジユン:嬉しいです。私たちの歌は、いつも面白い表現を心がけています。例えばラップとかコーラスとか、いろんな要素を混ぜ合わせていますね。

ーー今回、日本デビュー盤『RED PLANET (JAPAN EDITION)』では、全曲日本語バージョンで歌ってますが、歌ってみていかがでしたか?

ジヨン:日本語は、韓国語ではない発音があるので大変でした。でも、日本語にチャレンジするのは、いろんな表現もあって楽しかったですよ。

ジユン:慣れない発音があったので、日本のみんなへ伝わるのか不安もありました。でも、お会いする方々から、いい反応をいただけたので嬉しかったです。

赤頬思春期(BOL4) – 好きだと言って [Official Audio]

ーー気に入っている日本語のフレーズはありますか?

ジヨン:「宇宙をあげる」の日本語詞〈星明かり キミの胸に注ぎ 天の川つくって どこへでも飛んで行くわ〉ってところが好きです。韓国語で“天と地ぐらいに、君が好きだ”って表現があるんですけど、それを宇宙ぐらい好きっていう、キラキラした星や天の川をあげたいほど大好きって気持ちが伝わるかなと。

ーー今回、日本語バージョンでも「宇宙をあげる」がMV化されてましたが、赤頬思春期にとってこの曲は大事な曲なんじゃないですか?

ジユン:そうですね、韓国でも「宇宙をあげる」のヒットのおかげで私たちの名前が知られるようになりました。大事な曲ですね。

ーー「宇宙をあげる」のMVも、カラフルで遊び心あってとってもキュートでした。

ジヨン:日本語のMVは初めてだったので正直リップシンクが大変でした(苦笑)。でも、日本の感性に合うような内容にしようと心がけましたよ。

ジユン:内容的にも可愛いしポップだし、ユーモアもあって気に入ってます。

ーー日本の音楽のイメージってどんな感じですか? 

ジヨン:日本の方は音楽が上手ですよね。わたしも好きです。でも、私たちの曲を気に入ってくれるかが心配だったんですよ。今回『RED PLANET (JAPAN EDITION)』をリリースしたことで、共感してくれるファンの方に出会えて嬉しかったです。

ジユン:日本はいろんなジャンルのサウンドが豊富ですよね。バンドもいっぱいいますし、ヒップホップも人気ですし、私たちのようなアコースティックなユニットも人気があるじゃないですか? なので、赤頬思春期がどんなふうに記憶されていくかが楽しみです。

ーー好きな日本のアーティストは?

ジヨン:好きなアーティストはNujabesです。あと、最近は清水翔太さんや、あいみょんさんも大好きです。

ジユン:映画『君の名は。』が好きなので、RADWIMPSが好きです。映画やアニメのサントラも好きですね。日本にもよく旅行で行くのですが、CMで聴いた曲が好きで……。あ、名前を忘れました……。次回、お会いした時にお話しします(笑)。

ーー日本で共演したいアーティストなんていますか?

ジヨン:あああ、そうですね……。えっと、……今は自分たちだけで精一杯です(苦笑)。ちょっとずつ、ちょっとずつ(笑)。

ーー昨年、日本でもライブをやられてましたよね? どんなご感想でしたか?

ジヨン:昨年、初めてのライブをやらせていただいたのですが、想像以上に歌ってくれたり、リアクションが素晴らしくて感動しました。まだまだ、日本語をうまく喋れなかったのですが、みなさんが楽しんでくださったので楽しい思い出ですね。今年のライブも楽しみですよ。ドキドキ(笑)。

ジユン:韓国では、ライブ後にファンの方をハイタッチして見送る文化がないのですが、昨年のライブ後、皆さんと交流できたのが楽しかったですね。頑張って韓国語で挨拶してくれたり、韓国語で書かれた手紙をいただいたりしまして、とても嬉しかったです。

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