嵐 櫻井翔、敬意を持って人と接する姿勢 “親友”妻夫木聡とのエピソードから考える

敬意を持って接しあう、“櫻井流”の人付き合い

 サシ飲みでは、お互いに対する質問を書いたカードを引き、それに回答していた。

 「メンバーに嫉妬したか?」というカードを引いた櫻井は、「昔はしていた」と正直に回答。デビュー当時は、メンバー4人をライバル視していたこともあったが、次第に目を外に向けはじめたことで一変。味方だと気づいてからは、嫉妬心がなくなったと答えた。

 一方、妻夫木も、個性派俳優として名を轟かせた窪塚洋介と比べられることがあったと明かした。番組のトークコーナーではあるが、隠しておけるはずのカッコ悪いことも、素直に打ち明けていた。

 2001年の出会いから2019年のいまなお関係が続いているのは、こんな風に素直な気持ちのキャッチボールができることも理由の1つではないだろうか。雑誌のインタビューで櫻井は、度々「礼儀」について語ってきたが、挨拶や態度に限らず、相手が素直に心を開いてくれたらそれに応じる、お互いが敬意を持って接しあうことの積み重ねもその一つだと教わった気分だ。

 以前の放送では、櫻井が妻夫木に内緒で佐藤隆太も招いていた。佐藤も同じく『天国に一番近い男』、そして『木更津キャッツアイ』にも出演し、2人とは長い付き合いになる。3人が揃うとさらにトークが盛り上がり、番組からも「3人旅行企画やりましょう」と提案されていた。妻夫木は「やりましょう」、「やってやって!」と佐藤も続いたが、櫻井は「俺、忙しいから日帰りがいいな」と冗談半分でこぼしていた。

 親友3人で旅に出かける機会はきっと少ないことだろう。念願の親友3人旅が実現した。ゴールデンウィークに九州を訪れ、時にはふざけながら、時には仕事や人生について語る。俳優やアイドル、キャスターという肩書を外した3人のトークが楽しみだ。

■柚月裕実
Web編集者/ライター。企画、担当編集、取材・執筆してます。
日本の男性アイドルの頑張りを見ては涙する30代。
始まりはSMAP中居さん。 KAT-TUN、NEWS中心の事務所担。年中HDDの整理と原稿書きに追われています。

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