関ジャニ∞をリスペクトしながら、なにわ男子は成長を遂げる 関西Jr.密着ドキュメンタリー第2回

 関西を中心に絶大な人気を誇っている、関西ジャニーズJr.。そんな彼らの素顔を映し出しているのが、金曜日25時25分から放送されている『連続ドキュメンタリー RIDE ON TIME ~時が奏でるリアルストーリー~』(フジテレビ系)だ。同番組では2月8日から4週に渡り、関西ジャニーズJr.に密着した「はじめまして、関西ジャニーズJr.です!」が放送されている。そして2月15日、その第2回目「episode2 夢の舞台」が放送された。

 今、関西ジャニーズJr.の中でも注目が集まっているユニットは西畑大吾、大西流星、長尾謙杜、大橋和也、藤原丈一郎、高橋恭平、道枝駿佑の7人からなる、なにわ男子。4年ぶりに関西ジャニーズJr.内で誕生したユニットだ。第2回は、結成直後から何かと忙しい彼らが、2018年11月に京セラドーム大阪で行なわれた関ジャニ∞のコンサートに出演する場面からスタート。4万5000人という観客を動員する大舞台を迎えるに当たり、彼らがどんな気持ちを抱いているかが映し出されていた。

 関ジャニ∞からの好意で、『KANJANI'S EIGHTERTAINMENT GR8EST』にて、オリジナル曲「なにわLucky Boy!!」を披露できることになったなにわ男子。リハーサル前、ホワイトボードを確認すると、本来バンド紹介をするコーナーが変更になり、彼らがパフォーマンスをすることになっていた。それを見た藤原は、「あったものが、「なにわLucky Boy!!」になんねん。……そういうこと」と責任を実感。西畑も「引き締めて頑張りましょう」と、真っ直ぐホワイトボードを見つめながらつぶやいていた。大きなプレッシャーを感じながら、リハーサルのために舞台に上がる7人。今回のパフォーマンスでは、関ジャニ∞のはからいでメインスクリーンにメンバー一人ひとりが名前とともに大きく映し出される演出がなされる。いつも公演を行なう劇場とは違う、大きな会場ならではの演出に驚きを隠せないようだ。

 そんななにわ男子のリハーサルの様子を客席から見ていたのは、関ジャニ∞・大倉忠義だ。第1回目で放送された関西ジャニーズJr.の公演プロデュースに引き続き、立ち位置や目線の場所などを細かくアドバイス。「いまコレだけのポテンシャルがある中で、(なにわ男子は)どんな人たちになっていってくれるのかなっていう期待感はありますね。見てあげて欲しいですよね」という大倉の発言から、彼らに対する期待が手に取るように分かる。他の関ジャニ∞メンバーもコンサート開演直前、「楽しんでください」、「1回1回大切に」と声を掛けたり、背中を押したりと、なにわ男子たちを応援している様子。関ジャニ∞は、これまであまり後輩の面倒を見るイメージがなかった。どちらかというとメンバー同士の絆にフィーチャーされていたように感じる。だからこそ、彼らが目をかけるなにわ男子への期待は自ずと高まっていく。

 また、なにわ男子から関ジャニ∞へのリスペクトもひしひしと感じた。関ジャニ∞がステージに登場した瞬間に巻き起こった歓声を聞いた彼らは、「すげぇ」、「かっこいいよな」と目を輝かせ、関ジャニ∞のパフォーマンスに耳を傾ける。その目には、憧れと尊敬が映っているかのようだった。さらに、西畑はこんなことを語っていた。「大倉くんが言ってくださった3個の教訓みたいなのがあって。まずは"楽しむこと"。2つ目が"この景色を忘れないこと"。もう一つは"次は自分の実力でここに戻ってくること"」。大倉の言葉をしっかり胸に焼き付け、噛み締めている西畑からは、先輩に対するリスペクトと「絶対に成功してやる」という決意を感じた。一方で藤原も「(この道を選ぶのは)めちゃくちゃ怖いですよ。だって人生を賭けるみたいなもんやから。ギャンブル中のギャンブルやな」とアイドルとしてやっていく恐怖を吐露。いつも笑顔を見せてくれている彼らが、その裏側には計り知れない恐怖を抱えているのだと改めて実感させられた瞬間だった。

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