八代亜紀 with みやぞん、「だいじょうぶ」初歌唱 オリジナルギターのサプライズプレゼントも
八代亜紀 with みやぞんが、シングル『だいじょうぶ』発売記念イベントを2月11日、ラゾーナ川崎プラザ 2F ルーファ広場 グランドステージにて開催した。
芸能生活49年目に突入したベテラン歌手・八代亜紀と、バラエティで大活躍中のお笑い芸人・ANZEN漫才のみやぞんがタッグを組んだ、異色のデュエットソング「だいじょうぶ」。八代亜紀が故郷・熊本をはじめ、少しでも多くの人たちに勇気を与えたいという思いから作られた楽曲だ。人生にどんなことが起こっても必ず春はやってくる、そんな前向きなメッセージを優しく歌い上げる同曲は、受験生など人生の岐路に立たされたリスナーにも好評を博しているという。今回のステージが、八代亜紀とみやぞんが揃ったかたちでの初歌唱となった。イベント冒頭、さっそく「だいじょうぶ」の歌唱が行われると、その歌声に引き寄せられるように広場には子供からお年寄りまで大勢の人々が詰めかけた。
みやぞんが出ているテレビ番組を録画してチェックするほど以前からみやぞんがお気に入りだった八代亜紀。石原裕次郎、高倉健に続き、楽曲でのコラボレーションは3人目。「みやぞんさんは健さんと一緒で優しいの」と八代亜紀は笑顔で語る。みやぞんは八代亜紀からのオファーについて「初めて聞いたときは“だいじょうぶ”とは思わなかった。ブルゾン(ちえみ)さんの間違いじゃないか? って。信じられない感じでしたね。その日の収録もほとんど頭に入らなかったです」と予想もしなかった出来事に驚きを隠せなかったことを明かした。
レコーディングはみやぞんらしい優しさが溢れた歌声で一発OKで進んだという。しかし、もともとみやぞんは渋さを出した歌い方で歌おうと思っていたそうで、「いつか大御所バージョンもやってみたい」と告白する一幕も。また、「かわいくて優しい」とみやぞんの印象について八代亜紀が終始絶賛すると、みやぞんは「天地がひっくり返った感じ。奇跡って起こるんですね」と恐縮した様子を見せた。
さらに、2月14日に控えたバレンタインデーに先駆けて、八代亜紀からみやぞんへサプライズプレゼントが。なんと八代亜紀が「だいじょうぶ」と直筆で書いた“オリジナルだいじょうぶギター”。さっそくみやぞんはギターを弾きながら「いい音ですね。“だいじょうぶ”って気持ちがこもってる」と大喜び。お返しに即興で八代亜紀へのお礼の歌を披露した。
「だいじょうぶ」は作詞を伊藤薫、作曲をTHE ALFEEの高見沢俊彦が担当した。高見沢から届いたメッセージが読み上げられると、最後に二人がコメント。八代亜紀は「今、改めて隣近所をちょっと気にかけるようにしたいなと。“大丈夫ですか?”と言ってあげられたらいいなと思います。みなさん、そういう輪を広げていきましょう」、みやぞんは「心の中で大丈夫じゃないと思っても、大丈夫と言っていると大丈夫な方向に行く。“大丈夫”と言葉に出して言ってみてください。そうしたら絶対いい方向にいきますから」とそれぞれの思いを語り、最後に再び「だいじょうぶ」を歌唱。会場に集まった人々とともにサビを一緒に歌うなど、大盛況の中イベントを終えた。
(取材・文=久蔵千恵/写真=Tomokazu Tazawa)
■リリース情報
八代亜紀 with みやぞん『だいじょうぶ』
2月6日(水)発売
1,000円+税
<収録曲>
1.だいじょうぶ(八代亜紀 with みやぞん)
2.だいじょうぶ(八代亜紀)
3.だいじょうぶ(みやぞん)
4.だいじょうぶ(カラオケ)