IZ*ONE、PENTAGON……第3次韓流ブーム、キーワードは“グローバル“?

K-POPグループの中の外国人の存在

 グループが日本で活動する際、日本人のメンバーは現地のファンやスタッフとメンバーの間を取り持つ「潤滑油」のような役割を果たすことが多い。言葉が分かるというだけでなく、日本と韓国の文化の違い、マナーやルールの違いも分かっているのが彼らの強みだ。さらに、日本特有のアイドルカルチャーにも通じているため、ファンの気持ちを理解するのにも長けている。韓国人メンバーの発言の意図を汲み、それをファンに対して上手く日本語で伝えてくれたりもする。日本活動における日本人メンバーの存在は大きい。

 韓国以外での活動を見据えていく中で、その国の文化や音楽事情を知ることは大事だ。そして、その国の人々に親近感を持ってもらうことは、ファンを獲得する近道でもあるだろう。日本人メンバーに限らず、外国人メンバーを有するグループは、海外で活躍する上で有利なのだ。

 防弾少年団(BTS)のアメリカでの成功に象徴されるように、近年は世界中でアジア発のユースカルチャーに対する関心が高まりつつある。IZ*ONEやPENTAGONといった多国籍メンバーを在するK-POPグループには、さらに飛躍のチャンスがありそうだ。

■西門香央里
東京在住のフォトライター。K-POP、韓国トレンド、旅行、グルメ、カルチャーなどを中心にWebメディアなどで活動中。年3~4回の渡韓でエネルギーを蓄えている。いつまでも年齢不詳でありたい通年おかっぱの人。座右の銘は「努力は裏切らない」。
寄稿媒体:いまトピ、エキサイト、TABIZINE、SHELBEE…等

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