>  > 超特急、アリーナツアーの裏側

Blu-ray『Sweetest Battlefield』インタビュー

超特急が振り返る『Sweetest Battlefield』の裏側 「ステージに胸を張って臨めるようになった」

関連タグ
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

爪あとを残すようなパフォーマンスができた(リョウガ) 

ーーありがとうございます。今回はBlu-rayの内容に関して、何曲かのブロックごとにお一人ずつに解説をお願いできればと。号車順で、まずはカイさんからオープニング~6曲目の「SAY NO」までの印象深かったポイントを教えてもらえますか。2曲目でいきなり超ハイテンションな「超えてアバンチュール」が投下されたり、勢いのあるブロックですが。

カイ:一番覚えてるのは、この日頭の「超ネバギバDANCE」が始まる前ですね。僕らが登場する円柱型のLEDビジョンがあるんですけど、その幕が内側で引っかかって、上がらなくなりそうだったんです。それをリョウガとタクヤが頑張って直してくれたっていうのが……。

タクヤ:ライブ関係ないじゃん!(笑)。

超特急 ARENA TOUR 2018 Sweetest Battlefield DOCUMENT Teaser

カイ:だって、あれは全員慌てたよね? 僕らが全員あのビジョンの中に入って、スタッフの方が出入りする扉が閉まったあとだったんですよ。だから僕たちでなんとかするしかない! って感じだったから印象深くて。

リョウガ:もうSEの「Overture」が流れてたね。

カイ:なんなら(曲中でメンバーが号車順に)「カイ!」とか呼ばれ始めてて(笑)。 2人が幕を直してたときにはそれが「ユースケ!」まで進んでて、ガチで幕が上がる直前だったんですよ。逆にそのハプニングがあったからこそ、本番始まってからはちょっとリラックスして臨めたというのはありますね。

ーーそれを考えながら見たら、いやがおうにもドキドキしますよね(笑)。「OVER DRIVE」ではトロッコに乗ってアリーナを回りましたが。

カイ:3曲目でいきなりみんなのところに行ったから、早く一体感を感じられたというのもありますね。あんなに大きな会場なのに、思ったよりも客席とすごく近くて、1人1人の顔も見えるくらいだったので、それもすごく嬉しかったです。あとは『a kind of love』(2018年4月4日リリース)カップリングの「SAY NO」が、ついにここで初披露でしたね。リリースから1カ月半くらい空いたから、8号車がそれぞれ脳内でイメージしてるダンスがあったかもしれないですけど、それを全部覆したと思うんですよ、ユースケ発案の振付でね(笑)。今でもフェスとかで定番でやってる曲ですけど、“ぶっ壊す”という意味ではセットリストのどこに入れても一気に盛り上げられる曲だなと思います。あと、この曲では超特急全員のインパクトを強く出せるのもポイントだと思うんですよ。たとえば「バッタマン」だと「超特急の黄色のやつがヤバい!」的な印象になると思うんですけど、「バッタマン」とはまた違った見せ方ができる面白い曲なんですよね。

ユースケ:僕が遊びでやってた振付、というか動きを、振付のえんどぅさんが「これしかない!」と言って、組み込んでくれたのでありがたいなと思いました。今後も、こういうアイデアをどんどん出していけたらいいなとも思ってます。

ーー期待してます! 次は「One Life」から「Clap Our Hands!」まで、リョウガさんにコメントいただけたら……。

リョウガ:ここは“タクヤゾーン”なので、選手交代かな?

タクヤ:そうですね、このブロックではたまたま僕のセンター曲が続いたんですよね。ユーキが中心になって組んだセットリストで、少し時期的には遅いんですけど“新生活を応援する”という裏テーマもあったので、まさに新生活に一歩踏み出すような「One Life」から始めて。このブロックはよりセンターステージを意識した構成になっていて、特に「Billion Beats」はステージがウエディングケーキみたいな3段構成になっていて、みんながそれぞれ違う位置に立って踊ったんですよ。この形だとアリーナ席からも見えづらくないし、スタンド席からは自分たちと同じ目線の高さで見てもらえるというのもあって、8号車の方々との距離感の近さも感じられたんですよね。このライブの中でも流れがキレイで、より美しいパフォーマンスを見せられたかなと思います。タカシが歌った「Clap Our Hands!」含めて曲調的にも聴かせる楽曲が揃っていたし、印象深いですね。ほかが盛り上がって全力でふざけるようなところがあったので、このブロックがギャップでより映えるというか。

ーー「Starlight」ではメインダンサー全員の、「Billion Beats」ではタクヤさんのソロもありましたね。それぞれスタイルは違うと思いますけど、タクヤさんはどういう見せ方が得意ですか?

タクヤ:比較的、動きや表情だったりに感情を強く込められるダンスが、得意というよりも好きですね。曲調でも思いを表現しやすいバラードが好きだったりするので、このブロックはなおさら気合いが入りました。「Starlight」もこの東京公演のために1人ずつのパートを作ったので、ほかのライブにはなかったような世界観を楽しんでもらえるかなと思います。

ーー「My Buddy」から始まる「S.B.F.Medley」、続く「fanfare」でのカラーガードパフォーマンスについてはいかがですか?

リョウガ:ここは僕かな。このメドレーは“超特急らしさ”を見せる感じでいろんなジャンルの曲を詰め込んでいたり、あと「DJ Dominator」「Rush Hour」とか、比較的久しぶりな感じの曲もあったので、きっと古参の方にも最近乗車してくださった方にも楽しんでもらえるようなブロックになったんじゃないかと思います。早着替えのタイミングでもあったので、このときメイキングの裏の映像はかなりバタついていて面白いかもしれません。メンバー的にもカラーガードのパフォーマンスが近づいてきて、集中力を高めながらメドレーを披露している感じだったんじゃないかな。

超特急 ARENA TOUR 2018 Sweetest Battlefield DOCUMENT Teaser Ver2

ーーそして懸案のカラーガードパフォーマンスに入るわけですが。

リョウガ:個人的な感情を入れないように話しますと、新生活を送っている方にエールを送るという意味で「fanfare」が選ばれたんですよ。8号車の方々に勇気を届けたいというメンバーの気持ちもあって、今までのツアーでもトランポリンダンクやモンスターボックスだったり、何かしらの挑戦をシリーズ的にやってきたんです。今回は見た目がとても華やかですし、見た人がきっと心動くであろう、ということでカラーガードをやることになりまして。練習期間を考えると、かなり難易度が高い技も入れたりしているんですよね。なので、見た人全員の記憶に何かしらの爪あとを残すようなパフォーマンスができたんじゃないかなと思います。

ーー練習はめちゃめちゃハードだったとおっしゃってましたね。

リョウガ:個人的には練習があまりにも大変で心が何度も折れまして、旗も折りたいくらいの気持ちになったりもしたんですけども(笑)。でも振り返ってみて「やってよかった」と思えたし、映像をチェックしたら「こんなにきれいだったんだ」と、自分自身のことなのに感動できたので。これもこのツアーの一つの醍醐味的なポイントになっているんじゃないかと思います。

ーーツアーでのこういったチャレンジ企画もお馴染みですよね。

カイ:たぶん一番最初が『BULLET TRAIN ONE MAN SHOW ikkiにホールで福おこしだ!!!!!i!! 〜少年から青年へ〜』(2014年)の殺陣かな。

ユーキ:同じ年のZeppツアー(『BULLET TRAIN ONEMAN SHOW 2014 真夏の全国Zepp TOUR 〜孤高の戦士達が力を解き放つ時 感電注意報発令!〜』)でもやったよね。

カイ:テーブルクロス引きだ。

全員:懐かしい!

ーー昨年末の『GOLDEN EPOCH』ツアーではこういう企画は入らなかったですね

ユーキ:そうですね。どっちかにしてもいいんじゃないか? という話になって。

リョウガ:こういうチャレンジ系の企画はお決まりというわけではなくて、ランダムだったり、ゲリラ的に登場するものとして捉えていただければ。そういう挑戦があるライブもあれば、歌とダンスだけで勝負するライブもあるというふうに。

ーーなるほど。続いて、ダンスナンバー「S.B.F Rave Track」から「Synchronism」までの解説をユーキさん、お願いします。ダンスナンバーの振付はどなたが?

ユーキ:ここはえんどぅさんにつけていただきました。これまで、曲の振付はたくさんお願いしてきているんですけど、こういうライブでのダンスナンバー的な振付をお願いするのは初めてだったんですよ。なのでむちゃくちゃ新鮮だったんですけど、むちゃくちゃ難しかったです(笑)。振りの詰め込み方が、とにかく密度が濃いというか……。しかもライブの後半だから体力的には落ちてきているのに、そこから一段ギアを上げる感じなんですよね。ダンスナンバーは、みんなハアハア言いながらやってました。続く「Feel the light」も緊張感があるので、パフォーマンスとしてはさらにギアを上げていく感じで。

カイ:このあとにテンション高めの「We Can Do It!」「Kura☆Kura」が続くから、ホントに忙しいんだよね。

ユーキ:ここはダンスに特化したイメージで、定番の「超えてアバンチュール」や「バッタマン」とは違って、超特急の素のかっこよさを見てもらうブロックですね。そこは意識して曲も選んでます。

ーー「Feel the light」のオープニングで白い光に照らされたタカシさんがゆっくりと登場する演出が、神々しくて印象深かったです。

ユーキ:あそこにはめちゃめちゃこだわりました。歩くだけだったりするんですけど、ただ歩いているのではなく、曲の主人公が歩いている意味というか、そういうものを見せたくて。言葉で説明するのは難しいんですけど、8号車の方々が何かを感じたり、思わず見入ってしまうような、そういう演出にしたかった。

ーー武蔵野の森に神が降臨! みたいになってました。

ユーキ:タカシが(芥川龍之介の)『蜘蛛の糸』の主人公みたいに一つの光を求めてさまよっていて、僕らはその儀式に参加する人たち、みたいなイメージなんですけど(笑)。照明もすごく幻想的で、曲の世界観が強く出せたんじゃないかと思います。

ーー「Kura☆Kura」ではちょっと珍しい青と赤の炎の特効なんかもありましたね。

ユーキ:「We Can Do It!」と「Kura☆Kura」は、360度仕様の振付だったんですけど、その特効を使うので、実は立ち位置にもかなり気を使ってましたね。下手したら一番後ろにいるタカシが燃えちゃうんで。

タカシ:ちょっと背中がレアになりました。

ーー燃えなくてよかったです(笑)。「Synchronism」ではステージが変形したり、座って見せる部分もあって面白かったですね。

ユーキ:ここは“ダンスかっこいいゾーン”のまとめですよね。かっこよく踊って、ラストに向けて走り出すタイミングというか。再スタートにあたって8号車さんと気持ちをシンクロさせていきたいという意味合いで、ここであえて「Synchronism」をチョイスしました。座って振りを踊ったことは今までなかったので僕ら的にも新鮮だったし、360度のステージならではの見せ方にできたかなと思います。

ーーこのあとは「バッタマン」から始まるので、ぜひユースケさんにお願いできればと。

ユースケ:手前に「Synchronism」みたいな“みんなと一つになろう”という曲があるので、このゾーンではここまでで温まった空気をさらに熱くするような、怒涛の盛り上げソングたちをお見舞いするよ! ということで。まず「バッタマン」で盛り上げて。

ーー素朴な疑問なんですけど、この曲での「ぽんかい!」(ユーキ&カイのあだ名)みたいなコンビの呼び方は公式なんですか?

ユースケ:8号車さんがどう呼んでるのか知りたくて、ネットで調べたんです。あとはメンバーに「なんて呼べばいいかな?」って聞いてます。リョウガとタクヤとか、迷うんですよ。リョガタク? ガリ筋?

リョウガ:新手のYouTuberじゃないんだから。

ーー話の腰を折りましたけど、このブロックのテンションはホントに強烈でした。

ユースケ:「BREAK OFF」も盛り上がり、「浮つきWAVES」もトロッコで会場を走り回って盛り上がり。この3曲ではみんなと一つになろうというテーマもありつつ、8号車さんの声量というか反応を確かめたいという裏テーマみたいなものもありましたね。そして「a kind of love」は、僕たちの決意を表すような楽曲になっているので、それを最後に持ってきて、このライブを締めました。

ーーテンションが高い曲で終わるのもありだけれども。

ユースケ:僕たちが伝えたいことだから、あえて本編の最後に持ってきたというか……これまでよりもう一段階、深いところで一つになろうよっていうメッセージだったり、これからも8号車と一緒に夢を叶えていきたい、そんな気持ちの表れが、この本編最後だったのかなって。

ーー新しい曲はほかにもありますけど、「a kind of love」は今の超特急を象徴するような曲ですよね。

ユースケ:〈僕には君が必要なんだよ〉という歌詞がそうさせているのかもしれないです。8号車さんに向けた言葉のようでもあるし、僕らメンバーもお互いがお互いを必要なんだっていう意味にも捉えられる。このライブの本編最後にはすごくふさわしい曲だったなって思います。みんなも「まだ『a kind of love』やらないのかな?」みたいに、待ちに待ってたんじゃないかと思うし。

タクヤ:新曲のわりには、えらいふざけてましたけどね(笑)。リョウガが踊り出すところをユースケがやったりして、既存のパフォーマンスをかなり崩してて。まあそこも、このツアーならではの見どころなんですけど。

ユースケ:超特急らしいよね。唯一、本編でふざけられた曲かな、いい意味でね。

Arrow
Arrow
カイ
ArrowArrow
Slider

「超特急が振り返る『Sweetest Battlefield』の裏側 「ステージに胸を張って臨めるようになった」」のページです。の最新ニュースで音楽シーンをもっと楽しく!「リアルサウンド」は、音楽とホンネで向き合う人たちのための、音楽・アーティスト情報、作品レビューの総合サイトです。

表示切替:スマートフォン版 | パソコン版