AKB&乃木坂&欅坂メンバー共演、Sexy ZoneとKing & Princeコラボも 『紅白』リハをレポート

『紅白』後半ブロックリハをレポート

 12月31日放送の『第69回NHK紅白歌合戦』(NHK総合)のリハーサルが、12月29日よりNHKホールでスタート。本日30日は後半ブロックのリハーサルが行なわれた。

 記者向けには後半5組目にパフォーマンスするKing & Princeより開放された。曲前のMCでは、嵐の松本潤が初出場のKing & Princeにエールを送り曲紹介に入る。関ジャニ∞は村上信五が白組司会を狙っていることをMCでも言及。『チコちゃんに叱られる!』(NHK総合)のキャラクター・チコちゃんから素朴な疑問を投げかけられるコラボレーション演出も。6人新体制で「ここに」を、過去と未来の大阪万博で繋ぐ映像がスクリーンに流された。

 欅坂46は、昨年コラボレーションを果たした内村光良と「不協和音」のパフォーマンスを振り返る。一部の活動を休止することを発表している平手友梨奈は今年の『紅白』には出演せず、小林由依が代役センターとして「ガラスを割れ!」を披露。途中から、十数名のダンサーが参加する気迫の込もったパフォーマンスが展開される。乃木坂46の出番では、『紅白』当日をもってグループを卒業する西野七瀬に内村が声をかける。内村は乃木坂46をメインキャストに西野が主演を務めた映画『あさひなぐ』に感銘を受けたらしく、「卒業した後でもいいから、パート2を作ってね」と願望を伝えた。メンバーは29日の音出しリハーサルとは違った、赤と白の“紅白”をイメージさせる衣装にてパフォーマンス。ラストにはたくさんの紙吹雪が舞い、西野の門出を祝う。

 また、この日は企画コーナー「夢のキッズショー~平成、その先へ~」のリハーサルも行なわれた。同企画は、内村が扮する『LIFE!~人生に捧げるコント』(NHK総合)のキャラクター・三津谷寛治がプロデュースを担当。松田聖子、AKB48、乃木坂46、欅坂46、Sexy Zone、King & Prince、嵐といったグループが、Eテレでおなじみの曲を歌って踊るショーだ。「ひょっこりひょうたん島」を歌唱するのは、AKB48グループから指原莉乃、柏木由紀、乃木坂46から白石麻衣、生田絵梨花、欅坂46から菅井友香、小林由依の6名。ドン・ガバチョ、サンデー先生といったお馴染みの人形劇をバックに愛らしく歌い踊る。生田が菅井と一緒に振り付けを確認する姿や指原の一言にメンバーが笑みを浮かべる一幕など、終始ほんわかとした空気が流れていた。

 ほかにも、嵐の大野智、ムロツヨシらが『いないいないばあっ!』(NHK Eテレ)の楽曲「おひさま ほわわ」を、V6の「WAになっておどろう」をSexy Zone、King & Princeらがパフォーマンス。ラストは、米津玄師が作詞作曲、プロデュースを担当するFoorinの楽曲「パプリカ」をAKB48グループ、乃木坂46、欅坂46、Sexy Zone、King & Princeらが歌唱し、ステージ奥から三津谷寛治が登場した。

 「出演者顔合わせ・セレモニー」では、『紅白』のオープニング・エンディングのリハーサルが行なわれ、出演者が一堂に会する。全体の大トリを務めるサザンオールスターズや、5年ぶりの出演となる北島三郎も姿を見せた。ラストは、ステージ中央で「勝手にシンドバッド」を歌うサザンオールスターズを出演者が囲み、盛り上げる演出も。この日は、録音済み音源によるリハーサルであったが、〈今何時〉のフレーズでは、出演者が両腕を伸ばし楽しむ姿が見られた。

(取材・文=渡辺彰浩)

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「アーティスト情報」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる