DOBERMAN INFINITYが振り返る“DOGG YEAR”の充実「最後まで自分たちの表現ができた」
DOBERMAN INFINITYが、初のフォトブック『DOBERMAN INFINITY DOGG YEAR 2018 MEMORIAL PHOTO BOOK』を発売したことを記念し、12月22日から24日にかけて、東京・中目黒のEXILE TRIBE STATION TOKYOにて体感型写真展「D.I LAB(読み:ディ ーアイラボ)」を開催した。
DOBERMAN INFINITYは今年、自身のグループ名を戌年にかけて“DOGG YEAR”と称し、精力的な活動を行ってきた。アルバム『OFF ROAD』を提げて全国16都市18公演を周ったワンマンツアー「PARTY ON THE OFF ROAD TOUR」、AK-69やw-inds.など親交のある多数のゲストアーティストを招いた主宰フェスティバル「D.Island 2018」、そして11月には自身初となる日本武道館公演「DOBERMAN INFINITY 2018 DOGG YEAR ~FULL THROTTLE~」を開催し、成功を収めた。今回のフォトブックと写真展は、“DOGG YEAR”のフィナーレを飾るイベントとなる。
イベント初日、会場を訪れたメンバーにインタビューを行った。
充実の沖縄ロケ
ーー初のフォトブック『DOBERMAN INFINITY DOGG YEAR 2018 MEMORIAL PHOTO BOOK』が出来上がった感想と、撮影時のエピソードなどを教えてください。
SWAY:まさかDOGG YEARの最後に、自分たちがフォトブックを出すとは夢にも思わなかったです。DOGG YEARという企画は、戌年ということで自分たちの尻を叩く意味もあって始めたのですが、終わってみれば、多くのスタッフやファンに支えられたおかげで、予想していたよりもはるかに充実した一年になりましたし、メンバーの絆もさらに深まりました。その一年の記録を、こうして手にすることができるフォトブックという形で残せたのはすごく嬉しいです。デザインを手がけさせていただいたのも、本書のために沖縄ロケで撮り下ろしさせてもらえたのも、やりがいがありました。
KAZUKI:沖縄の撮り下ろしは、今年は忙しくてなかなか夏を感じる機会がなかったこともあって、僕らとしてもバカンスとして楽しめました。だからこのフォトブックでは、良い意味でリラックスした、素の表情が出ていると思います。気合いの入ったライブの写真も盛り沢山なので、そのギャップを楽しんでもらいたいですね。それと、沖縄ロケで面白かったのが、名護に行った際のお昼ご飯。どのお店も混んでいて、スタッフ含めてみんなで入れるお店がなかったので、バラバラに入ることになったんです。僕とSWAYさんとCHOさん(P-CHO)で、「せっかくだからソーキそばが食べたいね」と言って、大きく「そば」と書かれたお店に入ったら、まさかの日本そばが出てきて(笑)。かなり強がって「やっぱり沖縄の日本そばは違うね」なんて言いながら食べました。
P-CHO:あれには参ったよね(笑)。個人的には二日目の夜、撮影が終わってみんなで食事を食べながら、沖縄の泡盛を飲めたのが嬉しかったです。いつもお世話になっているスタイリストの石川TOCCHI仁司さんの誕生日をお祝いできたのも、スタッフやメンバーとゆっくり話せたのも、沖縄ならではの楽しい時間でした。
SWAY:撮影は10月だったけれど、すごく温かったですよね。前週までは寒かったらしいんですが、僕らが行ったら急に晴れたみたいで。
GS:「D.Island 2018」の時もそうでした。きっと、僕らは晴れ男なんでしょうね(笑)。この本を読んで、DOGG YEARを改めて振り返ると、毎月1日を“ワンの日”として何かしらの発表をしなければいけないと自分たちで定めたことで、本当に幅広いことにチャレンジさせていただいたなと感じます。例えば、8月には2日間限定で海の家をプロデュースさせていただいたのですが、ああいった季節感のある企画はDOGG YEARじゃなければできなかったのかなと。グループ結成から来年で5年が経ちますが、これ以上に濃い1年はもう訪れないんじゃないかというほど充実していました。
夢が叶った武道館公演
ーー『月刊EXILE』の恒例企画である100問100答に皆さんが答えているのも、意外な一面が見えて面白かったです。
KUBO-C:一緒に旅行に行きたくないメンバーは? という問いでは、意外とCHOちゃんを挙げるメンバーが多かったですね(笑)。
P-CHO:俺だって俺は嫌ですもん。
(一同爆笑)
KUBO-C:CHOちゃんは歩くのが早くて、付いていくのがしんどいんですよ。なんで早歩きしているの? 心拍数上げようとしている? って感じるくらい早い。まあ、本当は一緒に旅行に行きたくないメンバーなんていないんですけれど、CHOちゃんのことがみんな弄りやすかったんでしょうね。
ーーKAZUKIさんは、メンバーのみなさんの中でもかなり真面目に回答していた印象でした。DOGG YEARを駆け抜けて感じたことは? という問いに、「音楽性の大切さ」と答えていましたね。
KAZUKI:真面目に答えてしまいました(笑)。でも、毎年思うことだけれど、音楽性は本当に大切だなと改めて考えさせられる一年でしたね。昨年末に「あの日のキミと今の僕に」をリリースして、今年の夏は「SUPER BALL」「YOU & I」と幅広い楽曲にチャレンジしてきたわけですけれど、ファンのみなさんの反応が自分たちが予想していたよりずっと深くて、「救われた」という声をたくさんいただきました。1ワード1ワードが本当に大切だし、楽曲そのものが持つパワーを実感しました。
ーー「YOU & I」は、DOBERMAN INFINITYの新たな代表曲となりましたね。DOGG YEARだったからこそ辿り着いた一曲だったと感じます。フォトブックの後半に収録されている、武道館公演でのパフォーマンスも素晴らしかったです。
GS:今年、武道館のステージに立てたのは本当に大きかったですね。いつか武道館に立ちたいと言い続けてきて、ようやく有言実行ができました。「D.Island 2018」で武道館公演を行うことを発表した時、ファンの方々が大きな歓声を挙げてくださって、僕らの夢をみなさんと共有できている嬉しさがありましたし、一緒に歩んでいるということを深く実感しました。夢は諦めなければ叶うんだということを証明できたのは、すごく達成感がありましたし、大きく成長できたとも思います。
ーー武道館公演では、前身グループのDOBERMAN INCが一夜限りの復活を果たしました。SWAYさん、KAZUKIさんから見て、DOBERMAN INCのパフォーマンスはいかがでしたか?
SWAY:DOBERMAN INCは、僕がLDH JAPANに入る前は、近いようで遠いグループだったんです。当時、働いていたお店でCDを扱っていたし、周りのプレイヤーが繋がっていたりはしたんですけれど、実際に会うことはなくて。それが今、同じグループでやっているということがすごく不思議に感じます。あの日、かつてメンバーだったTOMOGENさんがステージに上がってくれたのも、共演したのも、やっぱり不思議で夢のようでした。でも、今やメンバーは家族のような存在なわけで、本当にグループって素敵だなと思います。
KAZUKI:DOBERMAN INCのみなさんのリハを見ている時から、すごく感慨深かったです。僕にとっては、GSさん達もそうですけれど、TOMOGENさんも伝説的な人で、同じステージに立って一緒に歌えたのがすごく嬉しかったし、憧れていた夢が一つ叶った瞬間でもありました。