Kis-My-Ft2、公式SNSの代わりにHPを工夫? オフィシャルサイトから広がるファンとの交流

キスマイ愛が詰まったスタッフブログがファンに負けじと熱い!

Kis-My-Ft2 / 「君、僕。」特典映像ダイジェストMOVIE 〜KIS-MY-PARTY〜

 他のアーティストのようにアーティスト自身がSNSをしていたり、スタッフが運用していたりという直接的なコミュニケーションはとれないものの、スタッフが書いているブログの内容が熱いのも特徴だ。

 スタッフによるブログも告知に徹するのではなく、メンバーの番組出演に際して見どころを伝えたり、オンエアがない地域のファンのために概要を伝えたりと、一歩踏み込んだ内容で、更新が待ち遠しくなる。撮影秘話を知れば知るほど、もっと見たくなるのがファン心理というもの。メンバーが持っている小物について「実はこんな仕掛けがある」「こんなシーンにも注目」など、メンバーのそばにいるスタッフだからこそ書けるブログはファンの間でも好評だ。

 10月1日更新のブログでは、ほぼ等身大のメンバーポスターを全国5大都市で展開することに触れ、直接見に行けないファンのためにとイメージ写真を添えている。このようなファンに対する細やかな心遣いも抜かりない。ちなみに、公式サイトを運営するavexスタッフはファンの間で“えいベたん”という愛称で親しまれており、ブログや動画が更新されるとTwitter上では「えいべたん最高!」「えいべたん優しすぎ」なとといった声があがることもしばしば。メンバーが直接関わってはいないものの、ファンのニーズに応える公式サイトの情報をきっかけにファン同士が交流を深め、独自のコミュニケーションツールとして、ファンの輪を拡大させる役割も担っている。

Kis-My-Ft2 / 「君、僕。」シリアル特典ダイジェストMOVIE

 デビュー7周年を迎えたKis-My-Ft2。デビュー前から人気のあるグループではあったが、デビュー後の勢いも衰えることなく、コンサートをはじめドラマや映画、バラエティと着実に活躍の幅を広げている。

 すべての人気アーティストが実現可能とはいかない5大ドームツアーを終えたばかりの彼ら。ドーム内をペンライトの白い灯りで染め、ファンが作った白いキャンバスに、7色の色が混ざりあうーーどこか初心を忘れないという謙虚な姿勢も覗かせるKis-My-Ft2。お知らせが途絶えないことはファンにとっても幸せなことであり、これからどんな景色を見せてくれるのかドキドキさせてくれるアイドルグループだ。

■柚月裕実
Web編集者/ライター。企画、担当編集、取材・執筆してます。
日本の男性アイドルの頑張りを見ては涙する30代。
始まりはSMAP中居さん。 KAT-TUN、NEWS中心の事務所担。年中HDDの整理と原稿書きに追われています。

Kis-My-Ft2 公式サイト

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