けやき坂46 井口眞緒は新たな才能を発掘する天才だ 「スナック眞緒」が果たしてきた役割から考察

 また、ひらがなけやきをブラッシュアップする優良コンテンツとして「スナック眞緒」は絶妙なタイミングだったのではないだろうか。今年の夏は舞台『マギアレコード 魔法少女まどか マギカ外伝』があったことにより、初めてひらがなけやきで選抜制的な活動が行われた。大事な夏にメンバー間で仕事量に格差が生じたためか、舞台に出演しないメンバーが「スナック眞緒」のゲストに呼ばれ、井口の手によって舞台組に劣らないほど好感度を上げていった。今のところ「スナック眞緒」にはひらがなメンバーしか来店していないが、今後は新メンバーの加入があったり、乃木坂メンバーが興味を示していたりと、さらに需要は増していくことだろう。

 以前、現在休業中の影山優佳が井口の好きなところについて、「やさしいところ」「自分をちゃんと持っているところ」「日々を青春しているところ」と語っていたが、歌やダンスが苦手な井口が自分のキャラを活かし、アイドルとしての存在意義を見出した場所がこの「スナック眞緒」だ。そして、その誕生の地である『ひらがな推し』でついに開店する。予告編では、井口の思い入れが強い相鉄線の写真が飾られた本格的なセットや、井口が西野カナの「会いたくて 会いたくて」を過激に歌う姿などが映し出されており、すでに期待しかない。放送が楽しみだ。

(文=本 手)

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