嵐、NEWS、キスマイ、キンプリ……『ウルトラFES』ジャニーズグループの注目ポイント総ざらい
応援せずにはいられない新生・関ジャニ∞
「手作り感にこだわっていきたい」と自主レーベルを立ち上げたのが2014年。そして、翌年には『関ジャム 完全燃SHOW』(テレビ朝日系)が開始し、多くのミュージシャンとセッションを重ねてきた彼らは、野外フェスにも参加するなどロックバンドとしての実力を兼ね備えたアイドルへと成長した。その表現力の幅広さはジャニーズでも随一だ。そして今年、メインボーカルの渋谷すばると笑顔で別の道を歩むみ始めた6人は、新生関ジャニ∞として全力でライブツアーを行ない、その気迫は村上信五が酸欠で立てなくなるほど。今まさに男たちの踏ん張り時。そんな真っ直ぐなパフォーマンスに胸が熱くなる。
最新作は最高難易度、Hey! Say! JUMPの挑戦
ダンスといえば、Hey! Say! JUMPも忘れてはいけない。山田涼介の妖艶でキレのあるダンスや、知念侑李の圧倒的な身体能力を活かしたコンテンポラリーなど、一人ひとりのスキルも高いが、その人数の多さを活かした群舞は他のグループにはない見どころ。彼らも今年、岡本圭人の海外留学という大きな転機を迎えたが、8人体制で作った新曲「BANGER NIGHT」ではあえてグループ史上最も激しい振り付けをぶつけているのが、実に頼もしい。新たな可能性に挑む岡本はもちろん、Hey! Say! JUMPも飛躍のときを迎えようと勢いを増している。そんな彼らのステージには、アツいスペシャルゲストも登場予定だというから必見だ。
苦楽を共にした7人の絆で魅せるKis-My-Ft2
バラエティ番組では体当たりなロケに挑んだり、毒舌コメントにさらされたり、とひたむきな姿に好感が持てるKis-My-Ft2。中居正広にプロデュースされた派生ユニット“舞祭組“でも必死に食らいついていく雑草魂が美しい。そんな彼らは、ライブでも全力で楽しませようとあの手この手を尽くしてくれる。ローラースケートも得意としており、疾走感ある演出も彼らならでは。また「赤い果実」では全員が鎖でつながったダンスに挑戦するなど、7人の結束力が試されるパフォーマンスも増えている。最新曲「君、僕。」のMVでも全員で階段を駆け下りるシーンも。『ウルトラFES』でもそんな息の合った一幕が期待される。
美少年から大人の男性へSexy Zoneの成長
顔面国宝の佐藤勝利、生粋のアイドル中島健人、男気溢れる菊池風磨、ドイツ生まれの王子様マリウス葉、母性くすぐる天然キャラ松島聡と、それぞれの魅力を持つ正統派アイドルのSexy Zone。この夏『24時間テレビ』(日本テレビ系)のメインパーソナリティを務め、ラジオで「感覚が違う」と話している通り大きな自信となったようだ。着実に積み上げてきた経験値は、しっとりとしたバラードから、s**t kingzが手がけたチェアダンスなど多彩な振り付けを踊りこなす姿からも感じられる。Sexy Zoneの由来でもある“マイケル・ジャクソンのようなセクシーさ“が漂うグループへ。成長し続ける彼らの色気に注目してほしい。
ジャニーズの本筋を体現する舞台職人A.B.C-Z
ジャニーズの根源は舞台にある。A.B.C-Zは長年、そのジャニーズの舞台を支えてきた職人たちだ。観客の目の前で失敗のきかないショーという名の勝負を何年も続けてきた。ただ悔しいのは、その凄さが映像に収まりきらないところにある。例えるなら、目の前で繰り広げられるサーカスの感動をテレビで伝えるのが難しいように。あるときはバク転でステージの花道を駆け抜け、あるときは観客の頭上で宙吊りになり、汗はほとばしり、血管は浮き出て、髪は乱れるが、それでも笑顔と歌声は決してブレない。そのポテンシャルの高さを、ぜひリアルタイムで見届けてほしい。(そして、気になった方は次は肉眼で!)